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あたりまえに許されると思ってるヒトたち

酒と和解し、アルコールが頭のてっぺんまでめぐった夜ふけ。こんな時間に銭湯へ来るヒトたち。それぞれの生活。特別な夜。
へたっぴなダンスをアルコールと共に踊らながら帰った

早朝に目が覚めて、やさしい風と心地よい空気と煙草のけむりに包まれる。半袖で抱きしめたい10月

そんな10月はじめのアルコール思想


忘れられないほどの'いやなこと'、無理やり忘却の底に沈めないで

ゆるさなくて良い  
当たり前にゆるされると思っているヒトたち。
泣いて腫れあがったぶさいくな瞼も、わるい言葉を放った夜も、たくさんやさしく撫でて
そうやってようやくその記憶にさよならできたら、お別れできる

どうすることもできなくて傷付けたうでも
書き殴って滲んだ言葉たちも
いまはその全てが愛おしくて生きてきた証明となる
刻んだ記憶  受け入れた記憶  ゆるせなかったヒトたち
ぜんぶさようなら

今日も酒がおいしい




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ほろ酔い文学

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