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ひらがな

小学校に入学してまず習うのが「ひらがな」です。

今年は大半がコロナの自粛で、家庭学習になりましたが、休校が明けてからは、学校で毎日2文字ずつ練習し、裏面のトレーニングは自宅でやっていました。

なぜ、こんなにも時間をかけてひらがなを練習するのか、知っている人は少ないかも知れません。

ひらがなは、なかなか難しい筆記です。いろいろな鉛筆使いが必要で、払ったり、止めたり、はねたり。あらゆる表現を使い分けなければいけません。

世の中には、「そんなの読めればいいじゃん」という意見が根強く、著名人ですらそう発言する方がいるぐらい、ひらがなの練習に対して後ろ向きです。

パソコンやスマホが主になったコミュニケーションで、なぜひらがななのか?

今日はそんなお話。

ひらがなは、最近は小学校に上がった時点で、ほぼ読み書きが出来ている子供も多いのですが、書き順や、構成を正しい型に直すのはかなり苦労します。

しかし、このひらがなは、これから長い人生であらゆる文字を書く時の基本になるのです。

1年生の時、ひらがながきちんと描けるようになると、その後、どんな漢字を書く時も綺麗な字が書けます。

今はパソコンやスマホが主流で、
「ひらがな練習するぐらいなら、フリックの練習でもさせた方がいい!」
という方もいますが、パソコンだからこその手書きだという発想を持ちましょう。


綺麗な字を書けると、それだけで印象が変わります。例えば電話のメモや、ちょっとした追記コメントなど、職場でよく発生する作業ですが、やはり綺麗な文字で書かれていると背筋も伸びます。好感が持てます。

ひらがなの練習で指導が細かい先生に当たったら「ラッキー!」と思いましょう。
ハネの角度や大きさ、十字に区切った練習帳の枠の、どこの部屋から書き始めてどこで払うか?など、そこまで細かく指導してくれる先生に当たったら儲け物です。

1年生の1年間、ひらがなの形をきっちりマスターすれば、その後の80年間、ずっと美文字を書くことが約束されます。
こんなにコスパの良いトレーニングはありません。

ぜひ、お子さんが1年生に上がったら、ひらがなのトレーニングは徹底的にこだわりましょう。

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