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集金?それともカツアゲ??

子供に持たせて教材費を支払うための封筒「集金袋」

現在どのぐらいの小中学校で使われているのでしょうか?
しかも、私の娘が通う都内の小学校は、ジッパーもついていない、昭和チックなクラフト封筒で、こんな原始的なツールを作っている会社がある事にも驚きました。

しかもこの集金袋に、「お釣りのないように」翌日持たせなくてはいけません。
一番最初の集金で、「〇〇円おつりお願いします」と封筒に書き込んでお金を入れたところ、次の集金のお知らせに、「※おつりのないようにお願いします」と注意書きがされてしまいました。確か「3890円」のような額だったと思います。
しかも、もっと問題な事に、領収書が出ません


「お金を請求されて支払う」という法律行為に対して、領収書の発行もしない事に、さらに驚きました。

え???闇金でも領収書ぐらい出しますよね?
ヤクザですか?カツアゲですか???

領収書がもらえないので、子供に託した後、子供がそれをきちんと支払ったかどうかの確認が出来ないままになると言う事です。
全員が支払う「後払い項目」(教材代)なら良いのですが、「注文品」(例えば鍵盤ハーモニカ代のような)の場合には、学校から「支払われていませんよ」という連絡は貰えないので、後日注文品が貰えず、そこで発覚するというシステムです。

「政府のキャッシュレス化推進もあり、我が家ではすでに完全キャッスレスです。引き落としにしてもらえませんか?」とお願いをしましたが、

「今後検討します」
「いつ頃から引き落としに出来そうですか?」
「早くとも、来年度に入ってから検討しますので、導入はそれ以降かと」
「今から検討しないのですか?」
「そうすぐには・・・」

何も、地球の裏側にいる人と話し合って決めてほしいと言っているわけではありませんし、そう混み入った話でもありません。職員室で毎日顔を合わせているメンツで話し合って決めるだけで後はそのシステムの導入を考えるだけなのですが、そんなに検討するための準備が必要なのでしょうか?
因みに、別のノートでも書きましたが、同じ市内でも学校ごとに集金方法は違います。よって、自治体で統一したルールは無いという事です。

「お願いするのも変な話ですが、領収書はいただけますか?」
こちらについては、流石に法律行為なので、
「次回からは集金袋に印を押して一旦領収済であることを確認していただきますので、それでよろしいでしょうか?」ということで、確認さえできれば良いので、それで結構という事になりました。(後日、それではまずいと学校側が考え直したのか、領収印が押された領収書が発行されるようになりました。)

集金袋については、前述したように、我が家では完全キャッシュレスで生活し始め、もうすぐ4ヶ月目に入ります。お財布をやめ、カードケースのみを持ち歩く生活は、とても快適です。普段は、SuicaかPayPayで支払い、どちらも使えない場合はクレジットカードを使います。もしも万が一現金のみでもそのサービスを受けたい場合のみの為に、小さく折りたたんだ1万円札がカードケースに入っています。百円の買い物でも現金のみと言われたら、この1万円札で支払います。けれどそんな状況もここ2ヶ月は遭遇していません。

こんな生活を送っているせいで、現金は緊急事態の対応のための数万円と、ドルとウォンとバーツの小銭しかありません。

前回の集金の際は、小さな付箋に「お釣りがあっても構いませんのでよろしくお願いします」と先生からコメントが書かれていました。この無駄な手間をかけてまで引き落としにしたくない、何か理由があるのか?と勘ぐってしまいます。

これを読んでいる皆様の中で、

「わざわざ小銭を作って支払っている」

というのであれば、すぐにやめることをお勧めします。

お金を払うなら、もっと気楽に払ったらいいのです。
払わないわけではないのですから。
学校が、みんなが千円単位でしか支払わなくなって、小銭でお釣りを返すことが、ものすごく不便だと感じたら、何も言わなくとも自然に引き落としになります。「北風と太陽」の原理です。

ついつい、「自分が頑張ればうまく行く」と考えがちですが、実際は、そうやって周りの大勢の首を絞めている事になっています。

冷静に、「今の自分がいちばん楽な方法は?」と自分の頭で考えることの出来る保護者でありたいと思った出来事でした。





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