最近よく目にする用語の1つは、ChatGPT です。
ChatGPT は、一例として「様々な質問に臨機応変に答える対話型AI(人工知能)」(『日経ビジネス』 時事深層 p.090)と定義されます。
OpenAI という企業が立ち上げた一種のAIです。
ChatGPT の有用性に目をつけた Microsoft がいち早く数十億ドル(数千億円)の投資を決めました。
そこで、ChatGPT は使えるのか、課題はないのかというテーマで取り上げたのが、『日経ビジネス』の時事深層です。
時事深層 FRONTLINE シリコンバレー 嘘つくAI、ChatGPTは使えるか 『日経ビジネス』 2023.02.06
見開きわずか2ページの記事ですが、注目すべき記述がありましたので、ご紹介します。
ちなみに、この記事が掲載されている『日経ビジネス』は2023年2月5日現在の最新号です。
✅マイクロソフトが オープンAIに 巨額投資
✅ChatGPTは大量のテキストデータから文章を生成
✅問題点(1)嘘をつく、間違う
✅問題点(2)真偽の未確認、学習が不十分な質問に対する適切な回答はできない
✅問題点(3)倫理面での問題
✅問題点(4)悪用の恐れ
✅ChatGPT を禁止する動き
✅オープンAIは対策を講じている
✅ChatGPTへの期待は高い
オープンAIの社員が出演している YouTube のトーク番組がありましたので、ご紹介します。
ChatGPT は単なる『トレンド』ではない News Picks
"【落合陽一】「ChatGPT」強化学習リーダーは、日本生まれで6カ国渡った元Google Brainの研究者。OpenAIのシェイン・グウが語る、”生成AI時代”の日本の「強みと新たな可能性」とは?"
⭐ChatGPT に関する過去の投稿
グーグルの創業者の一人、セルゲイ・ブリン氏が現場に復帰したのは、ChatGPT にマイクロソフトが多額の投資をしたことで、グーグルが危機感を抱いたからです。
極論を言えば、ChatGPT が Google Search を駆逐してしまうかもしれないと感じたからです。
グーグルには LaMDA というAIがあります。
つまり、マイクロソフト vs. グーグルという構図が出来上がります。
今まではGAFAMでビジネス領域の棲み分けが行われてきましたが、さらなる成長のためにはGAFAM間で戦わざるを得なくなってきたという経緯があります。
✍ 編集後記
🔶 『日経ビジネス』の最新号(2023.0206)をパラパラとめくっていたら目に止まったのが今回の記事でした。
今最も注目されている ChatGPT について簡潔に記述されていたので、完読した上で、すぐに note に投稿しようと思い立ちました。
🔷「課題は多いものの、ChatGPTへの期待は高い」
この一節がすべてを語っていると思います。
世の中の変化が急激になり、3カ月前どころか1週間前あるいは3日前の情報が陳腐化してしまうかもしれない可能性があります。
物知り顔で語っていたら、「もう過去の話だよ」の一言で片付けられてしまうかもしれません。
これからは情報は配信されるのを待っているだけでなく、自ら情報を取りにいく姿勢がますます重要性を持ち始めていると感じています。
地位にあぐらをかいていたら根底から覆されてしまうことが、日常茶飯事になるかもしれません。
⭐回想録
⭐マガジン (2023.02.05現在)