見出し画像

舞華のいなくなった夏 第12話 試着


舞華のいなくなった夏 第12話 試着

映画が終わり、俺は舞華と一緒に外に出ていた。
「面白かったな」
「そうですね」
映画の感想を聞くべきか一瞬頭をよぎったが、結局やめることにした。

「では、そろそろ帰りましょうか」
「そうだな。帰るとするか」
帰ろうとしたところで、舞華に腕を掴まれる。

「ちょっと待ってください。私、行きたいところがあります」
「行きたいところ?別にいいけど、どこに行くつもりなんだ?」
「ふふふ……」
不敵な笑みを浮かべながら俺の質問には答えず、歩き出した。
しょうがない。とりあえずついて行くとしよう。

しばらく歩くと、舞華はとある店の前で立ち止まった。そこは主に女性服を扱う店であった。
「おい。何でこんな所に来たんだよ?」
「決まってるじゃないですか。兄さんの新しい制服を買いに来たんです」
「は?なんで俺が買わないといけないんだ?」
「だって、いつまでも学校の制服を着ているわけにもいかないでしょう?」
「そりゃあ、そうだけど……」
「大丈夫ですよ。お金のことなら気にしないでください。ちゃんと私が払いますから」
「いや、そういう問題じゃなくてだな……」
「さあさあ!入りましょう!」
「ちょ!引っ張るなって!」
俺は半ば強引に店内へと連れて行かれる。

それから小一時間が経った。
「これなんて似合うと思いますよ!」
「こっちもいいんじゃないかな?」
「これも捨て難いですね」
様々な種類の制服を持ってきては、「これは違う」「これは微妙」などと呟いて、また別のものを探し始めるという作業を繰り返していた。

最初は付き合ってやるつもりだったが、あまりにも時間がかかるので、その場から逃げたくなった。
「悪い。少しトイレに行ってくる」
「ああ!ちょっと待って下さい!」
制止の声を無視して、急いで近くのトイレへと向かう。
そして、個室に入り鍵をかける。
ふう。やっと解放されたぜ。早く戻ってあいつを止めないと……。

「あ!いた!」

突然、ドアの向こう側から声がした。
「え!?嘘だろ?」
慌てて外を確認すると、そこには舞華の姿があった。
「おまっ!何でここにいるんだ?」
「兄さんが逃げると思ったんで、追いかけてきました」
「くっ。読まれてたか」
「さあ、観念して戻りましょう」
「嫌だよ。あんな量着れるか。それに、そもそも俺の制服はもう届いているはずだぞ」
「あれはあくまで予備のものでしょ?だったら新しいものをもう一着買うべきです」
「だからって、何も今じゃなくてもいいだろ」
「駄目です。今日買います」
「頼む!勘弁してくれ!」
必死に懇願するが、聞き入れてもらえない。

「そんなに心配しなくてもいいですよ。お金は私が出しますから」
「いらん。自分で出す」
「いえ、ここは私に出させてください」
頑なに譲ってくれない。

「お願いします。私の言うことを聞いてください」
「……わかった。そこまで言うのなら、好きにしろ」
結局、押し切られてしまった。
「ありがとうございます」
舞華はとても嬉しそうにしている。
「それでは、早速試着しますね」
そして、俺を置いてきぼりにして、さっさと着替えてしまう。

「兄さん。どうでしょうか?」
舞華が持ってきたのは、今までのものとは違い、シックな感じのものだった。
「おお。いいんじゃないか?」
正直、とてもよく似合っていた。
「本当ですか?」
「ああ」
俺の言葉に満足したのか、笑顔を浮かべた。
「ふふ……」
すると、なぜか舞華は上機嫌になり鼻歌を歌い始めた。

「おい。なんで急に機嫌がよくなったんだ?」
「それは秘密です」
舞華は悪戯っぽく笑いながら答える。
まあいいか。こいつが楽しそうだし。
俺はそれ以上追及するのをやめにした。

「兄さん。今度は二人で映画に行きませんか?」
「ん?別に構わないけど、どうしてだ?」
「ただの気分転換ですよ」
「そうか。なら、次の休みに行くとするか」
「ええ。約束ですよ」
こうして、俺たちは次の休日映画を見に行くことになった。



続く。


<編集後記>

ミステリー小説のようなイメージで、AIのべりすとにテキストを生成してもらいました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。

テキストが途切れたり、辻褄が合わなくなることがあるので、その際には加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

適宜、「2. セリフ  台詞を優先」 にしたり、 「3. ナラティブ  地の文を優先」 にします。 各話が単調にならないようにするためです。

使用したAI

AIのべりすと



⭐ 関連した記事をまとめたマガジン

AIとビッグデータ

ご興味があればご一読下さい。



⭐回想録


⭐マガジン (2023.02.27現在)


サポートしていただけると嬉しいです。 サポートしていただいたお金は、投稿のための資料購入代金に充てさせていただきます。