見出し画像

【シン・ウルトラマン】禍特対と科学特捜隊を比較する

2022年5月13日に劇場公開をした東宝映画作品・空想特撮映画「シン・ウルトラマン」。
1966年のテレビ版「ウルトラマン」の公式オマージュなこともあり、人類を守る組織として「かとくたい」が出てきます。
今回は新旧「かとくたい」を比較しましょう。
※以下ネタバレパーティーです。

科特隊と禍特対を比較する

「ウルトラマン」に登場する「かとくたい」ですが、1966年版と2022年版では充てる漢字を変えていますし組織の概要も変えています。

ます1966年テレビ版では「科学特捜隊」、通称「科特隊」ですが、2022年映画版では「禍特対」として漢字を変えています。

大きな違いは「科特隊」は隊員自らが重火器を用いますが、「禍特対」は重火器の使用は自衛隊に任せており、指示を出すことまでが仕事です。現実論から言えば「禍特対」の方が現実味があると言えるでしょう。

かとくたいメンバーを比べる

次に科特隊と禍特対のメンバーを比較しましょう。

1966年版のテレビ版では、科学特捜隊のメンバーはざっくりいうと
キャップ(隊長)のムラマツ
ウルトラマンのハヤタ
メカニックのイデ
撃つなアラシ
巨大フジ隊員
無邪気な少年ホシノくん
がいました。
今回の映画「シン・ウルトラマン」に当てはめると、以下の通りです。

科学特捜隊と禍特対の比較

巨大フジ隊員は言わずもがなですが、1966年原作とほとんど同一内容のザラブ星人パートにおいて当時ホシノくんが行ったベータカプセルの受け渡しを浅見が行ったこと、ホシノくんの無邪気さをお尻への気合に込めていることを考えると、浅見はフジ隊員のみならずホシノくん要素も併せ持っていると言わざるを得ません

もっとも科学特捜隊と禍特対は読みが同じだけの別組織ですから、メンバーも単純な当て込みだけでは済まないところは多くなっています。次回からはそのお話をしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?