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「インチュニブ」休薬しました

【過去記事】発達障がいと服薬
こちらも合わせてご覧ください。

昨年9月から服用していたADHDの治療薬「インチュニブ」ですが、易疲労や攻撃衝動、ネガティブ思考などの副作用が酷くなったため、主治医と相談のうえ先月半ばより服用を見合わせることにしました。

今日は、その結果として改善したことかえって悪化していることについて箇条書きに近い形でまとめてみました。


改善したこと

1.服用中より疲労を感じにくくなった

毎晩就寝前に「インチュニブ」を服用していた時期は、翌朝の起床時から夕方の退勤時までは精神的に落ち着き、特段疲労を感じずに日常生活を送ることができていました。
ただ、その代償として、職場から帰宅するとベッドないしはソファーに倒れこみ、趣味も家事もろくにできない、夕食を食べてアニメやドラマを観て寝るのが精一杯という毎日でした。
それが、「インチュニブ」の服用を止めたことで、帰宅後にどっと疲れが出ることは滅多に無くなりました。
夜、こうして「note」を綴れるのも、家事が捗るのも、「インチュニブ」を休薬したからに他なりません。
ただし、職場である程度を超えたトラブルに見舞われた時、あるいは高温や湿度、気圧にやられたときには、定型発達の方より疲労を感じやすいのは相変わらずなので悩ましいところです。

2.無駄なストレスを回避しやすくなり、攻撃的な言動も減少した

「インチュニブ」を止めて1ヶ月になりますが、攻撃衝動や過度な闘争心があまり出なくなったように思います。

たとえば、ここしばらく鉄道趣味の分野で、他の鉄道ファンの方に対する競争意識や自分だけネタを撮れないことに伴う焦燥感に苦しんでいたことは以前にも書きました。

鉄道趣味を思うように楽しめないことで苦悩するあまり、気が付けば人が離れかねない愚痴ばかり吐くようになっていましたが、「インチュニブ」の休薬とほぼ時を同じくして「X(旧Twitter)」の趣味アカウントの使用を休止、鉄道趣味から一時的に距離を置くことに成功しました。

周囲の方からはまだ努力が足りないと思われるかもしれませんが、過度な闘争心やSNSでの攻撃的な言動も一時よりは減少したのではと思います。

ただし、極度のストレスを感じた場合は、今も時折過激な愚痴が出てしまうため、SNSへの依存は今後減らしていければと思います。
SNSとの向き合い方については、日を改めて記事にする予定です。

3.昨年体調不良で行けなかったスポーツ観戦にも復帰

これは「インチュニブ」の休薬前からですが、昨年体調不良その他の理由でなかなか出向けなかったスポーツ観戦も、今年はプロ野球が4試合、Jリーグが3試合と充分楽しめている印象です。
※昨年同時期時点ではプロ野球が3試合、Jリーグが2試合

以前と変わらないこと、悪くなったこと

1.ストレスや気候一つで元の木阿弥

「改善したこと」の「1」でも触れましたが、職場で不測の事態が起きたり、高温や湿度、気圧、雨など気候上の要因で自律神経の調子が落ちたときには、定型発達の方より疲労を感じやすいのは相変わらずです。
このあたりは主治医と相談しつつ、より良いストレスのかわし方を身に付ける以外の術はないようです。

2.聴覚過敏の悪化

「インチュニブ」の服用を中止してから、以前より聴覚過敏が悪化したのではと思うことがままあります。
一つの例ですが、近くで70db近い大声で話されると、心身が著しく消耗、疲労し、時に拒否反応を覚えることがあります。
「インチュニブ」の服用時は耳栓を使用せずとも耐えられた場面が多かったように思いますが、最近は耳栓が手放せない生活になっています。

結び

以上、長くなりましたが、「インチュニブ」の服用を開始後8ヶ月で中断してから自分の身の上に起きた変化を綴ってみました。
今後しばらく様子を見て、主治医とも相談しながら「インチュニブ」の服用を再開するか完全に中止するか判断する予定です。
なお、ここに書かせていただいた以外に、「インチュニブ」の服用の有無とは関係なく発達障がいの特性に起因する問題、健康の問題を抱えているのですが、これについてはまたお話できるときに綴らせていただきます。


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