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再度、今後の鉄道趣味との向き合い方について考えてみた(前編)


はじめに


昨年の秋、阪神タイガースのリーグ優勝・日本一に伴う関西私鉄ファンの熱狂ぶりを目の当たりにしたことを機に、今後の鉄道趣味との向き合い方について改めて考え直すことになりましたが、思うようにお目当ての被写体(鉄道車輌)を撮れないなど鉄道趣味を楽しめない状況は年が明けても変わらず、苦悩は深まるばかりでした。

撮れなかった被写体と精神状態の悪化


2月
・大阪メトロ中央線20系の惜別ヘッドマーク掲出編成を撮れず。
・他のお目当ての列車も運行スケジュールの都合でなかなか撮れず。
(さらに、旅先でもアクシデントに見舞われる)
3月
・北大阪急行千里中央~箕面萱野間延伸開業時に、思うようにお目当ての編成を撮影できず。
・センバツ高校野球観戦ついでに阪神電車・山陽電車のセンバツ高校野球100周年の副標を撮影しようと目論むも、大雨による試合中止や年度末の繁忙などにより叶わず。
4月~
・運行スケジュールが合わず、能勢電鉄のレールウェイフェスティバルヘッドマークを撮影できず。
・近鉄奈良線110周年ヘッドマークを撮影できず。

ここに書いた以外にも撮り逃したネタは多かったと思います。
しかも、「X(旧Twitter)」を見る限り、私の周りの方の中にはこれらのネタを自由に撮り歩いておられる方も多いようで、「好きな被写体を自由に撮れないのは自分だけだ」「自分は何をやってもダメな人間なのだ」と悔しさのあまり精神的に気落ちすることがしばしばありました。
2月半ばから5月頭までの私は、精神的に気落ちして愚痴をぶちまけて「X」からログアウト→調子が良くなればまたログインして手持ちの鉄道写真を載せる→調子が悪くなればまた愚痴や弱音を吐いてログアウトという繰り返しでした。
あまりに周りの方に不快な思いをさせてしまい、また自分自身もしんどくなったため、現在は「X」で鉄道写真の投稿は一切控えています。

どうしてここまで病んだのか

あれだけ好きだった鉄道趣味が原因で大きく気落ちしたり、愚痴や弱音を撒き散らすようになったのはどうしてなのか。いくつか自分なりに理由を考えてみました。

1.昨秋以降、阪神電車・山陽電車を追いかけることに疲れ果てたこと

そもそも私が鉄道趣味のことで思い悩むことになった一つのきっかけは、昨年2023年秋の阪神タイガースリーグ優勝・日本一に合わせた阪神電気鉄道(阪神電鉄)のヘッドマーク・副標、掲出、特別列車の運行でした。
リーグ優勝・日本一の際、5500系の武庫川線用編成が本線・神戸高速線で特別運行されましたが、リーグ優勝の際の特別運行はこれまで阪神電鉄ではあまり見かけなかったマナーの悪い撮り鉄に辟易しました。
日本一の際の特別運行は、諸事情により自分だけが撮影できませんでした。ヘッドマーク・副標付きの編成も、満足のいくように記録することができず、悔いの残る結果になりました。
こういったことが重なった結果、阪神電鉄と直通先の山陽電気鉄道(山陽電鉄)・近鉄奈良線系統の電車を追いかけることがいつしか精神的重荷になっており、どこかで無理やり撮りに行くぐらいなら撮りに行かないでもいいかもしれないという気持ちが生まれていたのかもしれません。
ただ、その一方で心のどこかに未練はまだあるようで、他の鉄道ファンの方が阪神電車や山陽電車、近鉄電車を自由に撮影しているのを目の当たりにして悔しい気持ちになることがあるのもまた事実です。

2.一部の鉄道ファンの方との関係

また、「X」上の鉄道ファンの一部に次のような方がおられ、彼らとの関係性で深く思い悩むようになってしまったことも、鉄道趣味でストレスを感じるようになってしまった大きな原因の一つです。
気が付けば、私にとっての鉄道趣味は、楽しみではなくこういった方々との競争に成り下がってしまっていました。

・好きな鉄道会社が共通していたので、こちらからフォローしたのだがフォローバックしてくれなかった方。
・周りの私以外全員に対しては友好的な聖人君子なのに、私に対してだけ異様に敵意を燃やしてくる方。


一番目の方は、「X」でフォローバックをするかしないかを選ぶのは、それぞれの権利だからまだいいです。あまりその方のことを気にしすぎると、私が自意識過剰ということになります。
ただ、二番目の方との関係の悩みは深刻な状況で、このまま私一人が誤解され、嫌われ、避けられるようなことが続けば、正直身が持ちません。
何とか誤解を解いて互いに大人な態度で接することができないものかと思います。

3.私生活でのトラブルが重なったこと

加えて、詳しくは書けませんが、思うようにお目当ての鉄道車輌を記録できず気落ちしていたのとほぼ同じ時期に、職場でもかなり精神的に打ちのめされる事態が発生しました。
他人のように趣味で望み通りの結果を出せないばかりか、職場でも仕事ができないと烙印を押されてしまうという、今まさに最悪の状態です。
さらに言うと、趣味も仕事も上手く行かず愚痴が出てしまうということは、
友人が離れていく原因にもなるわけで、結局のところそれがなおさら事態を深刻化させていると思います。

前編まとめ

いずれにしても、まさか40歳になって、一番の趣味で壁にぶち当たるなんて思ってもいませんでした。

これまでにも、自分だけ思うように撮り鉄や旅行に出られなかった時、鉄道雑誌の読者投稿欄に採用されなかった時などに気落ちすることは多々ありました。
ただ、そういったことだけが原因で鉄道ファン失格だ、自分は何をやってもダメだという負のスパイラルからからいつまでも抜けられず、また友人が次々に離れていくレベルまでに落ち込んだことはなかったと思います。

後編では、こうした悪循環から抜け出すために何が必要なのか、どのような対策を考えているかを綴ろうかと思います。(後編に続く)

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