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リスクをとって業務を取捨選択

どこの業界にいてもよくある話だと思いますが、多分に漏れず不動産業界も事務作業が多いです。

自分が担当している物件をレインズやアットホームなどの販売サイトに登録すると、数分後には物件確認の電話がかかってきます。

本来、物件の問合せはいいお話ですから、なおざりにしてはいけないのですが、最近は機械業務的に物件確認を行う業者が増えていて休みの日も含めて毎日電話が鳴るので結構ストレスだったりします。

「物件ありますか?」→「はい、あります」
「広告掲載してもいいですか?」→「大丈夫です or 不可です」

作業の合間に電話対応しなくてはならないので、いざ電話が終わって作業に戻ろうと思ってもどこまで作業したのか忘れます。

また休みの日でも電話がかかってきます。この数秒で終わるやり取りのために、貴重な仕事時間やプライベートの時間を犠牲にして対応するのが苦痛です。

休日の朝から電話がかかってくるのもストレスですし、折り返しても繋がらず何度も同じことを繰り返したりと業務効率も悪いです。

同僚もライバルという会社では社内でも情報共有をしませんので、同じ会社の社員から何件も物件確認の連絡がかかってきたりします。

なので最近は電話を減らすために、「レインズ掲載中は販売中です」「資料請求はメールにて」と販売図面に書くようにしました。

電話するな!とまでは書けないので表現は婉曲的に...

どこまで上手くいくかはわかりませんが、少しでも不要な作業を減らすことができれば成功です。

このちょっとしたハードルを設けるだけで、自分の仕事がだいぶ楽になります。

お客さんを抱えている営業マンなら、この程度のハードルは難なく超えてくるので、これが原因で仕事に結びつかなくなる可能性は低いといえます。

一方でこのようにリスクを追って取捨選択をする人はあまり多くないと思います。

なぜなら取捨選択することにリスクがあるからです。

ここでいうリスクとは、電話を減らすことによって営業機会を失うことです。

僕の考えを否定する立場の方もいると思います。

もちろん積極的になんでもやろうとすることは仕事を覚えるうえで大切ですが、これを続けると永久に仕事が増えます。

若い時やアドレナリンが出まくっているときは気になりませんが、取捨選択しながら仕事量を調整しないと永久に残業地獄から抜け出すことができません。

遅かれ早かれ仕事と時間を天秤にかけなくてはならない時が必ずきます。

不必要な仕事はできるだけ減らして、もっと他の仕事や勉強、休暇に時間を割いた方が業務効率が上がります。

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