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自分の生活にもっとも影響があるもの

June 2, 2022

Transcription

In Ukraine, intense fighting is reported in the eastern Donbas region as Russian forces center their efforts on capturing areas already controlled by separatist groups.

In the West Bank, the Israeli military destroys the family home of a Palestinian man who was killed by police after killing five people in Israel in March.

Tunisian President Kais Saied increases his power by dismissing 57 judges he accuses of "obstructing" justice.

And in Britain, Queen Elizabeth II watches the start of celebrations honoring her 70 years as the country's head of state.

訳例

ウクライナでは、東部ドンバス地域で激しい戦闘が報告されています。ロシア軍は、分離主義勢力が既に支配している地域の攻略に力を注いでいます。

ヨルダン川西岸地区では、イスラエル軍が、3月にイスラエルで5人を殺害し、警察に殺されたパレスチナ人の男の家を破壊しました。

チュニジアのカイス・サイード大統領は、裁判を「妨害」したとして57人の判事を罷免し、影響力を強化しました。

そしてイギリスでは、エリザベス2世が国家元首としての70年の歴史を称える祝典の開始を見守りました。

勝手に探究

チュニジアのサイード大統領。なかなかの強権発動っぷりです。今回の「判事の罷免」を調べようとしたら、他にもやってくれているじゃありませんか。

2021年7月25日に首相の解任議会の一時停止を発表
2022年3月30日には議会を解散
そして今回は57人判事の罷免

「めちゃくちゃするなぁ」と思ったものの、国民の人気は高いとのこと。Wikipediaによると、<既成政党に属さない法学者出身で、利権に関わらない清廉潔白なイメージが強いため>だとか。

国民のための政治を行おうとしても、他の誰かの正義(利権かな)とぶつかり頓挫することの多い政治活動に妥協はつきものですが、スタンスがハッキリしていて、本人の政策に裏がないと信じられれば国民は付いてくるものなんですね。その辺りは、支持率の高い岸田首相と通じる部分といえるのかもしれません。

内閣支持率の推移 時事通信社調べ

ただ、サイード大統領が思うままに政治が出来るようになったとき、チュニジアがどうなるのかちょっと心配なところもあります。フィリピンのマルコス元大統領と重なる部分があると感じられるからです。

※以前フィリピンの大統領選を取り上げたnoteです。お時間がありましたらぜひご一読ください。

日本の国政ではいくら人気が高かろうとも長期に亘って独裁的な政治を行うことは難しいので(自民党が独裁してると言われたらそうともいえますが)、「日本版マルコス」や「習近平」の出現を心配(期待?)する必要はなさそうです。ある意味、安心して他国の強権政治家を眺めることができますね。

幸いなことに私たちは民主主義国家に暮らしています。ならば政治に無関心なのは考えものです。私たちの生活に影響があるのですから。「気に入らない」などの結果責任を政治家に負わせるのは私たちです

そして、その政治家を選ぶのも私たちだということになっています。目立たないことで何となく支持されるような代表は不要でしょう。政治家に求められるのは結果です。

何を優先し何から実行していくか。誰がやっても難しい局面であるとは思いますが、先行きの明るい社会を実現できる政治家を推していきたいところです。

とはいえ、思ったようにいかないのもまた現実。「所詮政治家」。過度の期待は禁物です。自分の生活にもっとも影響があるのは自分の心であることを忘れないようにしたいものです。

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