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初めての組織デザイン:New Value策定

New Vision発表から半年。Visionを見直しましょう!と言ってから1年半。遂に新しいValueが完成しました。
言葉の作成と動画を1本を前回と同じコピーライターの潤平さんと映像プロダクションのロボット社に依頼しました。社員へのお披露目は、前回同様、半期に一度の納会でした。お披露目した動画です。(スライドは非公開)

弊社リリースはこちら


この件をプロセスを追いながら振り返ってみます。

Valueづくりを全社員が関わることにチャレンジ

半年前の2017年7月末の納会で発表したVisionを策定していく過程で「Visionは社長から、Valueはみんなでつくろう。」と話が出ていたので、それを実現させたカタチです。

当初「新Visionを発表したけど、この後どうすんの?」となっていましたが、事務局内で話し合い「新Visionを実現する為の社員の指針となるのがValueである。」とすると、まずは新Visionの理解が必要ではないか。となったので、「新Visionを社員が理解しよう。」というところから始めました。

理解し浸透させていく為には「社長の生の言葉をきくのがいいよね!」というのが出たので、全社員との社長座談会を企画しました。社員数は700人ほどで、とても3〜4人の事務局メンバーだけでは、難しいのが目に見えていました。なので「一緒に理解・浸透に協力してくれる仲間が必要。」として、50名ほどの社員を選定させてもらい、集めてキックオフしました。

ですが、この50名とのコミュニケーションが非常に難しく、共通理解をなかなかつくれませんでした。最初から苦境でした。何回かミーティングを繰り返し、座談会を始めなければいけない時期にもなり、今度は座談会の回ごとに話し合いをし、座談会の内容を各部に合うよう議論しながらカスタマイズしていきました。全部で約50回ほど、社長には時間を割いて頂きました。

座談会自体の反応は上々で、直接社長の生の声を聞けたのが好評でした。また、賛同する声だけでなく、それぞれの意見も出てきて良い機会でした。


この後、また進め方でうまくいかない

この後、座談会のアンケート情報をもとに、選定メンバーと役員とワークショップを考えていましたがアンケートでうまく情報が引き出せませんでした。言葉のタネが出てくればと思っていましたが、たった1時間、社長と話して指針となる言葉が出てくる訳はなく、予定していた進め方を変えないといけなくなりました。選定した50名のメンバーで参加できる方たちとミーティングをしましたが、新しい進め方が見い出せず時間だけが過ぎていきました。

ある時、領域(いわゆる本部)単位で、それぞれ指針をつくってみて、それを全社の指針に統合していくのはどうか。と考えました。領域ごとである程度職種が分かれているので、その特徴が出そう、かつ、残したいと考えました。そして、プロセスを変更して進み始めました。

領域ごとで担当役員と選定したメンバーで議論し指針をつくって頂き、後日、役員だけが集まる会議で、役員からプレゼンをしてもらいました。その模様を撮影して全社にプレゼン動画を公開もしたりしました。この段階からコピーライターの方も交えて議論をし全社の指針へと1つまとめていきました。

そして、新しいValueは8つになり、Valueに名称をつけまして「OPT Octagon」となりました。8から八角形の英単語を採用しグラフィックを作って頂きました。Valueが8つなのは、縁起の良い数字。というのと、弊社のロゴが8つの楕円で構成されているから。です。

半年前に策定した新Vision・Ismとの関係はこうなります。


動画づくりなど演出へ

納会での発表を考えるともう時間がなく、急ピッチで動画の企画を決め、一気に撮影に入りました。(納会で全社員にお披露目したのが冒頭の動画です)
そして、今回は動画だけでなく「指針となる言葉をいつでも見返せるように」と濃灰色と8色カラーのクレドカードを作成し「Valueが背中に書かれた8色のTシャツを着た役員が納会で社員にカードを配ってコミュニケーションする。」という演出を実行しました。ちなみに、社長は黒Tシャツに白文字でIsm Tシャツを作成し着て頂きました。

dribbble
Behance


振り返り

この半年間、協力して頂いた選定メンバーと役員とで振り返りを行い、今後のさらなる浸透と文化にしていく部分の糧としてプロジェクトを完了しました。そして、事務局として一緒に進めてきた方たちと広報チームと議論に積極的に参加してくれた選定メンバーの方たちに大変感謝しています。

僕個人としては、非常に稀有な経験を1年半の間、PJの中心を兼務のようなカタチでよくやらせてもらえたなーと。社長と直接議論したり、超一流のコピーライター・超一流の映像チームとクリエイティブ部分でやりとりしたりと、本当に濃い時間でした。転がりながら進んでいく泥だらけな進行でしたが、カタチになりアウトプットが出せたのでやり切れたな。と達成感があります。

ただ自分でも反省するところが多分にありますし、非常に的確な忌憚のないフィードバックを頂き、今後の自分に活かしていきたいですし、今後の全社プロジェクトにも活かされてほしいと思いました。
(残念ながら、諸事情により振り返りミーティングに出られず。。。)
それと、今後、言葉が生き物になるよう育てていかないとです。


社長と今回ご一緒したコピーライターの方で対談

最後の締めとして、コピーライターの潤平さんと弊社社長とで、どういう想いで、何を考え言葉を選んだのか。動画をつくったのか。というのを対談形式のイベントを行いました。オプトの全拠点に繋いだり、自社内のFacebookグループでLive配信したりもしました。(残念ながら、諸事情により僕は参加できずでした。。。)

このイベントレポートが記事で公開されるとかしないとか。(公開されたらぜひ見てください。)

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