病気のもと⑫「人生のシナリオ③/勝者のシナリオ」
僕たちが9~12歳のころを中心に無意識に、無意識に書いてしまっている「人生のシナリオ」。
それは3種類あると言われています。
そのひとつが「勝者のシナリオ」です。
「勝者」というと「勝ち組」「お金持ち」「出世」「社長」「社会的な成功者」といったイメージを持ちやすいですね。
いわゆる「セレブ」みたいな感じでしょうか。
経済的にもゆとりがあり、大きな家や高級外車に乗り、悠々自適の生活をしている人…。
残念ながら、ここでいう「勝者」は、そういう人たちではありません。
ここでいう「勝者のシナリオ」とは…
『自分の能力や、可能性を発揮して、自分も周囲も幸せにする生き方』
のことです。
その結果、社長になったり、お金持ちになるかもしれませんが、それはあくまで『結果(Have)』であって、大切なのは『在り方(Being)』なのです。
こういう視座があります。
Be(在り方)=幸福
Do(行動)
Have(結果・得るもの)
普段の僕たちの生き方は、基本的にエゴのサバイバルですから、こういう形で現わされます。
Do(行動)→Have(結果)→Be(幸福)
つまり、行動して、結果を得て、そして幸せになる。
幸福になるために、一生懸命努力して、お金を稼いだり、パートナーをゲットしたり、家や車やその他もろもろのモノを手に入れたりする生き方。
Do→Have→Be
の生き方。
最初に行動。
結果を求めてDo、Do、Do…。
Haveがあったとき、一瞬「やった~!」とほっとする。
でも、またすぐに次の結果を求めてDoのサイクルに突入していく。
そこにほんとうの安らぎや安心、幸福はありません。
なぜなら、結果(Have)は達成しても、手に入れても、すぐに慣れてしまうか、過去ののモノになってしまうからです。
ブッダが言っていたように、諸行無常、全ては移り変わっていくのです。
この生き方は、常に追い求める生き方です。
足りない、足りない、もっと、もっとと、走り、追い求める生き方は幸福とは言えないと思います。
なんで、追い求めてしまうのか?
それは、この人のBe(幸福)が、Have(結果)に左右されるからです。
この人の望む結果が手に入らない限り、この人はBe(幸福)を感じることが出来ないんです。
この人の幸福(Be)は結果(Have)に因果付け、縛られているわけです。
これがDo→Have→Beの生き方です。
勝者のシナリオは、結果重視ではありません。
Beが最初です。
Be(幸福)→Do(行動)→Have(結果)
幸福な私が、何かを行動する(Do)。
その結果、何かを得る(Have)。
最初から幸福(Be)の状態であることが特徴です。
最初から幸福(Be)なので、基本的に不安や不足に駆り立てられたりしません。
満たされている状態から、行動(Do)がスタートします。
在り方8割、という言葉もありますね。
在り方8割、行動2割。
どんな行動も、その根底にある「在り方」が大事。
在り方の周波数がそのあとの行動の周波数を決めていく。
だから、どんな在り方かによって、同じ行動をしたとしても、結果が変わってくる。
そうなんです、僕たちはエネルギーの存在ですから、出している周波数が大事なんですね。
最初から幸福な状態で、気分良く行動する。
すると、なにかの結果がやってくる。
でも、基本的にその結果に自分の「在り方(Be)」が揺れ動かされたりはしません。
だって、最初から幸せなんですから、行動の結果、なにがやって来たとしても、幸せであることは変わらないからです。
僕自身の経験ですと、不思議なことに、不安や恐れをベースにした行動を積み重ねるより、幸福という周波数をベースにした行動を行った方が、良い結果がやって来やすいと思います。
これがいわるゆる『引き寄せ』だと思います。
自分が発する周波数を上げて、毎日機嫌よく、目の前のことに丁寧に対応して生きていく。
すると、不思議なことがどんどん起こって、なんだか気が付いたらとんでもないことになっていたりして…。
これが勝者のシナリオなんでしょうね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?