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📖気た・見た・つかった【報告21】📖 まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年10月26日)

(東南アジアで生活していて、「気(になっ)た」「見た」「『つ』かった」外国語について、カエサルの有名な報告に「劣るとも勝らない」レポートをしていきます)

【記事累積:1804本目、連続投稿:767日目】
<探究対象…言語、コンビニ商品、知的財産権>

今日の言葉は、ラオ語の「ເຂົ້າຫນົມປັງ」です。この文字は、いつも立ち寄るタイ系のコンビニ「ミニBigC」で売っている商品に書いてありました。【情報の収集】

この商品について最初に注目したのは、文字ではなくそこに描かれていたキャラクターでしたが、一緒に書かれている文字はキャラクターに関係しているのか気になったわけです。この言葉は一体どんな意味なのでしょうか。【課題の設定】

「ミニBigC」は、タイ国内に展開している大型スーパーのBigCをコンビニタイプの店舗にしたものです。この店ではタイから輸入した商品が売られているので、タイ語表記そのままのものも少なくありません。そのためこの商品のラベルに書かれている文字も最初はタイ語かなと思っていましたが、よく見てみるとラオ語のようでした。【情報の収集】

いつものようにスマホのラオ語のキーボードで翻訳サイトに打ち込んでみました。すると、前半の「ເຂົ້າ」という部分を入力したとき、「米」という意味が出てきました。カタカナ表記をすると「カオ」という音になります。私がいつも食べている「カオマンガイ」などお米が使われている料理が持っている音と同じですが、厳密に「米」だけを指すというよりも、「ごはん、食事」というような意味合いも含まれていると考えられます。例えば、ベトナム料理の定番である「バインミー」(フランスパンのサンドイッチ)はラオ語だと「ラオチー・パテ」と呼ばれ、お米を使っていないのに「カオ」という言葉が使われています。【整理・分析】

そして中盤の「ຫນົມ」はカタカナ表記で「ノン」で、「飴」という意味になります。それから最後の「ປັງ」の部分はカタカナ表記で「パン」となり、意味はそのまま「パン」になるようです。【整理・分析】

こうして商品のラベルに表示されていた「ເຂົ້າຫນົມປັງ」という言葉は、カタカナ表記をすると「カオノンパン」という音になり、日本語の意味としては「(一般的な)パン」になることが分かりました。見た目からしてパンであることは分かるのですが、文字もストレートな表現で「パン」だったわけです。【まとめ・表現】

最初に書いた通り、この商品に注目した最初のきっかけはラベルのキャラクターでした。そのキャラクターは日本で昔から有名な漫画・アニメのキャラクターです。しかしラベルにはそのキャラクターに関する説明は特になく、単に「パン」と書いてあるだけです。この商品はこのキャラクターとどのような関係かが謎ですし、そもそもこのキャラクターは権利主体から許可を得て使っているのかも不明です。この点については知的財産権の話になってくるので、別の記事として考察していきたいと思います。それからこのパンを私はまだ食べていませんが、このキャラクターと関係しているとすれば、パンの中にはどら焼きのようなアンコが入っているはずです。その食レポもいずれしたいと思います。【今後の課題の設定】

なおタイ語で「パン」は「ขนมปัง(カノムパン)」になります。

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