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アンラーン💣リラーン📚ためらわん♫run84…⭐自分の刻んできた点たちが線として繋がっていると実感できた貴重な経験⭐️

これまでの虚栄を解きほぐす「unlearn」のため、頭の中を刷新する「relearn」を躊躇なく進めるための記録)

【記事累積:2109本目、連続投稿:1045日目】
<探究対象…コラム、経歴、点と線、インクルーシブ教育、ジョブズ>

今日は昼頃から東京学芸大学に来ていました。夏休みに大学を訪れることはこれまでもありました。そのときは大抵、進路情報を収集したり、体験授業に参加してみたりという「受け手」としての関わりでした。

しかし今回は「送り手」として大学に足を運ぶことになったのです。今日は東京学芸大学の「Education for Multi-cultural Children」という科目のゲストティーチャーとして授業をしました。

この「Education for Multi-cultural Children」という科目は、東京学芸大学の岩田康之教授が開講されているものです。そして今回私は、シンガポール・タイ・ラオスで合計5つの在外教育施設の教員をしてきた経験を元に、「海外で学ぶ日本人の子どもたちの実態」や「在外教育施設での教育の実態」を中心として授業をしたのです。

事前に岩田教授が生徒さんたちから集めていただいた質問は、どれも教育に対する関心や熱意が感じられるもので、私もしっかりとそれに応えねばということで、スライドを準備しました。最終的に用意したスライドは全146枚という膨大なものになってしまいました。

授業の構成は、まず「自己紹介」、次に「海外で学ぶ日本人の子どもたちの実態」、それから「在外教育施設での教育の実態」、最後に「質疑応答」にしましたが、日本国内で6校、海外で5校を渡り歩いてきた経歴をまとめたスライドだけでも結構な枚数になってしまいました。

これまで自分の経歴は、流浪の民のようにフワフワ・ウロウロ・バラバラという感じで、無秩序な「点」の寄せ集めに思っていたため、後ろ向きに捉えがちでした。

しかしこうして授業スライドをまとめてみると、私のような経歴だからこそ分かること・気づけることが色々あると思えるようになり、こんな経歴にも或る種の意味や価値があるのではないかと考えられるようになりました。

You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
(未来に先回りして点と点をつなぐことはできない。君たちにできるのは、過去をふり返ってつなげることだけだ。だからこそ、バラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで 必ず繋がっていくと信じ続けることだ。)

これはアメリカ合衆国の起業家、実業家でAppleの共同創業者の一人であるスティーブ・ジョブズの言葉です。この言葉はスタンフォード大学の卒業祝賀会のスピーチの一節として知られています。

自分が興味・関心をもって取り組んだことが、将来どれくらいの意味や価値をもつものであるか、取り組んでいる時点では分からないものがほとんどで、それゆえ取り組みはバラバラの点のようなものだと彼は述べています。ただそのような点を多く持っていなければ、将来それらを繋ぎ大きな何かを作り出すことはできないので、バラバラの点の経験を積んでおくことは大切であるということを彼は伝えてくれています。

私がこれまで取り組んできた「社会の授業づくり」も、「探究学習」も、「在外教育施設での経験」も、一見するとそれぞれバラバラですが、それらが繋がって、「多文化共生や多様性が進む世の中で、課題となっているインクルーシブ教育の実践の一端」となり、現在の自分の教育観・教育活動の核になってきていると感じています。

今日行った授業内容の振り返りは、別の記事で改めて綴ろうと思います。
今回このような貴重な機会をくださった岩田康之教授に感謝しております。

今後も自分の取り組みが、未来の自分を支えてくれる大切な点になることを信じて、地道に活動していこうと思います。

この記事では今日のスライドの数枚のみ紹介しておきます。

#探究学習がすき   #探究学習
#哲学   #ジョブズ

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