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⚔ ナGAMAサ奮戦記 ⚔ ~第65試合~(2023年11月1日)

(かつてシャムで活躍した山田長政に憧れて、インドシナ半島で日々奮戦するGAMAの紹介)

【記事累積:1816本目、連続投稿:773日目】
<探究対象…ヒキガエル、生物、心理、擬人化、大道芸>

今日のテーマ「バルーンアート」
去年タイにいたときの居候の様子です。奴らはこちらが考えているよりも高い頻度で脱皮をします。この日もある居候が脱皮をしていたので、いつものこととあまり気にしていませんでした。しかしケージ内の水替えをしようと蓋を開けたとき、奴は風変わりな脱皮をしていました。さて、どんなところが変わっていたのでしょうか。【課題の設定】

ヤモリたちに比べると、ヒキガエルは脱皮の頻度が高いと感じます。またヤモリたちの脱いだ皮はカラカラに乾燥していて、それを周囲に放置して、自分では片付けずそのままにするので、脱皮したことがはっきりと分かります。これに対してヒキガエルの皮はヌルヌルしていますし、基本的に脱いだ皮を食べてしまうので、片付けも自分で責任をもって行います。そのため脱皮の仕方については、個人的にヤモリよりもヒキガエルの方が好感を持っています。【情報の収集】

この日もある居候が脱皮をしていました。いつものように後ろ足と前足を器用に使いながら、皮をコネるようにして口元に運んでいきます。いつも見ている光景なので、あまり気にしていませんでしたが、水替えのためケージの蓋を開けたとき、奴がいつもとは違った脱皮をしていたことに驚かされました。奴の顔の近くに大きな「風船」のようなものが膨らんでいたのです。【情報の収集】

奴らは脱皮が近づいてくると、古い皮を脱ぎやすくするためヌルヌルとした液が分泌されるので、身体の表面がキラキラしてきます。「風船」のように膨らんでいたのは、おそらくその液が膜のようになっていたからだと思います。脱皮の皮ならば表面に斑の模様がついていると思いますし、皮はそれなりに厚みもあるため、奴の鼻息で大きく膨らませるのはかなり大変です。奴らは口を開けたまま呼吸をすることはなく、基本的に鼻呼吸をします。そしてちょうど鼻の孔の部分に膜ができたため、奴の鼻息で膜が大きく膨らんでいたわけです。【整理・分析】

しかし後ろ足で皮をコネコネしていたり、膜を風船のように大きく膨らませていたりする様子を見ていると、まるで「バルーンアート」をしている大道芸人のようです。奴らはいずれリリースされ、居候生活のときのように黙っていても食べ物にありつける状態ではなくなります。そうなったときでも何か一芸に秀でていれば、路上パフォーマンスでお金を稼いで、食べ物を手に入れることができます。奴は自分がいつか居候ではなくなることが分かっていて、そのときに路頭に迷わないようにと、日々バルーンアートの練習をしていたわけです。しかし鼻息で風船を膨らませるためにはかなりの肺活量が必要です。この日も頑張って膨らませ続けていましたが、しばらくすると息切れして風船がしぼんでしまっていました。もっと長い時間膨らませられれば、それを使って何か作品が作れるようになると思います。タイを離れるとき、奴らはリリースしてしまっていますし、そのあと家の方には行っていないので、奴のその後の様子は分かりません。しかしあれだけ熱心に練習していたので、バンコクのはずれのミンブリー区ではある程度は名の知れたバルーンアートの大道芸人になっているのではないでしょうか。【まとめ・表現】

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