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環境コンサルCEOが「ヴィーガン生どら焼き」を食べてみて感じたこと

みなさま、こんにちは。環境コンサルCEOのたけしです。

ここ数年、話題となっている「ヴィーガン」。
植物性の食品だけを口にする人を指しますが、食品アレルギーや本人の嗜好以外の理由でヴィーガンを選択する人もいます。
その理由とはいったい何なのでしょうか。
ヴィーガンが注目を集めている理由をご紹介するとともに、実際にヴィーガン食を食べてみた結果についてもお届けします。

■目次

①なぜ、いまヴィーガンなのか
②実際に「ヴィーガン生どら焼き」を食べてみた
おわりに

■なぜ、いまヴィーガンなのか

ヴィーガンが注目される理由。
『ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法』によると、「地球温暖化」を食い止める一つの方法であるからです。

地球温暖化の原因の一つに、食肉や乳製品のための家畜の飼育が挙げられます。牛などの反すう動物の呼吸・ふん尿や、彼らを育てるために必要な農地の確保などにより、メタン・二酸化炭素・亜酸化窒素などの温室効果ガスが大量に発生。
その排出量は、世界全体の年間温室効果ガス排出量の15%にのぼります。
そのため、肉や乳製品に頼らないヴィーガンやベジタリアンのような植物性食品を中心にした食生活を送ることは、温室効果ガスの削減に大きなメリットがあるとして100ある解決策のうち第4位にランクされるほど効果が期待されています。

また、このほかにも動物性タンパク質の取り過ぎによる疾病およびその治療に必要な医療費の削減、劣悪な環境で飼育されている動物を減らすことなどにも効果があると言われています。
(出典:『ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法』|ポール・ホーケン著/山と渓谷社,2020年,82p.~86p.)


さらに、2015年の国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が定められたことも大きく、日本でも環境省が「環境・循環型社会・生物多様性白書」で「代替肉」を推奨するなど、植物性食品を中心とした食生活は世界中に広まってきているのです。

■実際に「ヴィーガン生どら焼き」を食べてみた  

ヴィーガン食は過去にも試したことがありますが、お菓子は初めての私。
今回訪れたのは、「有機茶生どら Dolala」という、どら焼き専門店です。
先日、訪問先への手土産を探して自由が丘の街中をさまよっていた際に、ふと街角の看板の「Vegan」という文字が気になりお邪魔することに。

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店内は、桜色を中心としたところどころに和のテイストが感じられるデザインで、オープンで明るい雰囲気。
こちらでは、なんと全ての食材をヴィーガン対応にしているそう。
また、有機素材や小麦粉・乳製品の不使用にもこだわっていて、アレルギーをお持ちの方でも安心して甘味を楽しめるお店です。
私は普段甘いもの(特に和菓子)を食べないのですが、イートインコーナーもあったので、その場で久しぶりに一ついただいてみました。

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選んだのは、季節限定のいちご入りどら焼き。
イチゴの酸味と甘すぎない餡子のマリアージュが抜群で、豆乳クリームの口の中でフワッと溶けていくような感覚も病みつきになりそう!
また、小麦粉の代わりに米粉を使用した生地は、もちっとしているのに重たく感じません。
菓子作りに多く使用される卵や牛乳を使用していないと思えないほど、存在感のある一品です。

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Dolalaさんでは、食材の無駄を出さないために作り置きをせずオーダーを受けてから商品をつくっており、環境にとても配慮した経営をされていることも好印象でした。

■おわりに

私は甘味素人ですが、今回の「ヴィーガン生どら焼き」は過去に食べたことのあるどら焼きともまた違った美味しさがありながら、これまでのヴィーガンでないお菓子と比べても全く満足感に遜色はないと感じました。
ヴィーガン=完全菜食と聞くとハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、まずはDolalaさんのようなお店を時折使用する「部分的なヴィーガン」なら、気軽にチャレンジできるかもしれませんね。
これからは、地球環境に配慮しながら、美味しさのクオリティが高いお店が増えていくことでしょう。「ヴィーガンのお菓子」が基本で、卵や乳製品を使ったお菓子が高級品となる時代が、すぐそこまで来ているかもしれません。

【訪問No.001】
有機茶生どら Dolala <どぅらら>
〒152-0031 東京都 目黒区中根1-23-5 Map
【営業】11:00〜17:00
【定休】水曜日,木曜日
※売り切れ次第終了のため、電話での事前確認をおすすめされています。
※生もののため、店頭での販売のみです。


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