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名前を知らないアイツには、適当にスマイルするススメ

こんにちは。春を前に空気はまだまだ冷たさを残してますね。皆さん、エアコンのリモコンを太陽に向けて温度上げといたのでもう少し我慢して下さいね。
ピピーッと音がなって反応してたので大丈夫です。
マックスまで上げたので、万が一地球が燃えたらすいません。

近頃小説も下手なエッセイも読んで頂ける機会が増えて大変感謝しております。
で、気付かれた人もいらっしゃると思うのですが僕はかなり適当な人間です。
あっちにフラフラ、こっちにフラフラしてて気付いたら人の道をそれなりに逸れた場所を歩いたりしちゃうような人種ではあります。

でも適当で良かった!と思うエピソードがあります。

五年程前まで物流関係の仕事をしていたのですが、まぁとにかく人の出入りが多い業界なんです。
半日で人が辞めて行くなんて当たり前。なのでわざわざ追う事もありません。
それ以上に大変なのが人がとにかく多いので誰が誰だか分からなくなる、という点です。
大抵皆さん口の方がだいぶアウトサイドで、しかも誰かを思い出す時など名前が出てこないんですね。

「ほら、あの四階の黒いデブだよ」
「あいつん所持ってって!二階のガリ細眼鏡、歯がないからすぐに分かるから!」
「ちーちゃんと良く一緒にいるヤリマンだよ!」

こんな言い方はまだ綺麗な方なのですが、まぁ誰が誰だか分からないというか、名前を覚えていられない訳です。
僕は色んな人から仕事の相談を受けたり橋渡しみたいな事をしたりする機会が多かったので、他部署の人達と一緒に仕事する事も多かったんですが、やはり名前はすぐに覚えられませんでした。
廊下とかで見覚えだけあるおばちゃんに沢山話しかけられ、親しげにワイワイ話をした後、先輩に

「あれ、大枝君吉田さんと仲良かったんだ」
「あの人そういう名前なんすか!へぇー、初めて知りました!ふへへへへへへ!」
「ズコーーーーーーッ!」

てな事が日常的に起こっていたので声を掛けられたら愛想良く話す僕を見て同僚達は「サイコパス」と呼んでました。
その癖自分からは全く話し掛けない上に、食堂やバスの中とかでは本を読んでるかイヤホンをして

「わたし話しかける、あなた、死ぬ」

というオーラをバンバン出してたので「多重人格」とも呼ばれてました。

ただ仕事場のコミュニケーションを大事にはしてたので、現場にいる時は声を掛けられやすい雰囲気作りを意識してました。

とにかく相手が誰であろうと挨拶だけはして(たまに俯きながらフヒフヒッと言ってるだけの時もある)、困ってる時には積極的に手助けをして、貸しを作っとく。
仕事というか、現場の作業は大抵「ゴールが見えてるものに向かってミスなくスムーズに目標を達成する」事だけを優先させてれば良いので周りの人間以外の名前はあんまり覚えようとしませんでした。
人の名前を覚えるのが元々苦手でもあります。
どうしても「成金出っ歯」とか「毛なしの権兵衛」とかって言葉がすぐに思い浮かんでしまう。

なのでもし知らない誰かに愛想良く声を掛けられたら、名前なんか気にしないで

「どうもー!よろしくやってますか!?」

と笑顔で返しておきゃあ、割と何とかなると思います。

たまに外国人に英語で話し掛けられる時はありますが、その時はノーサンキュー!マイ イングリッシュ イズ デッド!!
と叫んで逃げる事にしています。

まだ一週間始まって二日目ですが、とりあえず皆さん生きて参りましょう。

ではまた。


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