模型趣味のはなし
たまには文や音楽から離れたお話しをば。
僕は趣味らしい趣味、というか胸を張って
「これが趣味です!」
と言えるものが少ない。
スポーツをする訳でもないし、テレビゲームもしなければ漫画にもそれほど詳しくはない。
そんな中、数年前から見つけた唯一の趣味らしいものがプラモデルだ。
ただ単に組み立て「わーい」するだけだったものの、そのうち色を塗るようになり…パーツを付け足すようになり…全塗装するようになり…としてる内にアレよアレよとプラモ沼にハマってしまった。
始めのうちはガンプラを作っていたのだが、今はガンプラ転売戦国時代。
例え旧作キットであっても再販した途端に店頭から品物は消え、遅れて買いに来た父子が狩られ尽くした棚の前で呆然と立っている姿を見るのも今となっては恒例となってしまった。
本当は誰にだって買いたい時に買えて、作る楽しさに浸れるものであって欲しいので、転売ヤーの皆様には週明けからハローワークへ通って頂きたい所存である。
ガンプラが買えなくなったので作るプラモデルは何もガンプラに限った話ではなくて、実際の戦車やお城を縮小したスケールモデルなんて呼ばれるものにも手を出している。
とにかく、作っているのである。
お城が好きな甥っ子にプレゼントする用にアレコレ凝り出しているうちに、すっかりプラモにのめり込むようになった。
模型はシンナーをはじめとして色んな危険材料も取り扱うので、火なんか付いたら僕は一発で焦げ丸水産になること間違いナシだ。
プラモデルは二つのパーツを組み合わせて形を造る^物が多いので、どうしても「合わせ目」という線が出来てしまいがちである。
基本中の基本の工作のひとつである「合わせ目消し」というのをちょこっと紹介しようと思う。
こんな感じでハメ込むと↓
どうしても線が出て来る。(ふくらはぎ部分)
コレを消すためにはどうしたら良いか?
答えはカンタン!
接着性を塗って貼って力任せにむぎゅううううううう!!
するのである。
使うのはコレがおすすめ。
流し込み用の強力接着剤である。
プラモの合わせ目消しの原理は実にカンタンで、二つのパーツの接地面に接着性(溶剤)を流し込むことにより、接地面を溶かしてしまうのである。
なのでプラモデルの接着剤は「接着」というより「溶着」という言い方が正しいのかもしれないけど、とりあえず先に進む。
人によってやり方はいろいろあるだろうけど、僕はプラモを組み合わせる際にガイドとなる凹凸(ダボ穴、ダボピン)を先にカットしておく。
そうすると接地面に隙間がなくなり、綺麗に接着できる気がするのです。
単に作業し易くなるという利点もある。
パーツを重ねた隙間に接着剤を流し込んで、思い切り指でハンバーガーする!!
おりゃああああああああああ!!!!!
見て分かるだろうか?パーツの境目から何か白いものがむぎゅーっと飛び出して来ている。
これが溶け出した接地面なのである。
30秒ほどおりゃあああ!むぎゅううう!!(慣れて来るとむぎゅうが気持ち良く見えて来る不思議)
あとは30分ほど放置プレイしたらヤスリをかけていく。
今回あくまでも合わせ目消しのみの工程なので、番手は240→400とざっくりヤスってみた。
素材やプラモの種類によって変えたりもする。
むぎゅうううう部分をせっせとヤスリ掛けしていくと……
とまあ、こんな感じでパーツが重なって出来た線が消えるのである。
ガンプラに限らず、何かしら物を作るのが好きなのは性分なのだろうなぁと思いながら今日は実にnoteっぽいことを書いてみたゾ!!と悦に浸ってみたりした。
モノを作る楽しさって一人で楽しむことがなにより真っ先にあるので、その辺りは小説や音楽もあんまり変わらないのかなぁと思ったりします。
では、また。
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