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ショートショート広場

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一話完結〜数話完結の短編集を載せています。 あなたの息抜きのひとつに添えて頂けたら嬉しいです。
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#人間関係

【小説】 勿忘草を探して 【ショートショート】

 庭に咲く季節の花々は、朝から気持ち良さそうに顔を並べている。  妻の趣味で我が家の庭に…

大枝 岳志
1か月前
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【短編小説】 不慮の事故 

※怒鳴る系のパワハラ、及び出血を伴う残酷描写があります。 心の臓が弱い方は、是非ご遠慮下…

大枝 岳志
2か月前
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【小説】 骨枯らす風 【ショートショート】

 到着を知らせるチャイムが延々と続いているが、一分近く経っても目的の電車はホームへ姿を現…

大枝 岳志
2か月前
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【短編小説】 気狂い小径 

 小学五年時。友達、百人。  クラスのみーんな、みーんなが私の話しに食いついて、目を見開…

大枝 岳志
2か月前
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【小説】 空気「正常」機 【ショートショート】

『冷め切った家庭内、ギスギスした部署内、腐敗し切った上層部の空気にも!』  そんな謳い文…

大枝 岳志
2か月前
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【小説】 親友と呼ぶあなたへ 【ショートショート】

「はい、抱っこして」  物心ついた頃からずっと、私は彼女に「子供が嫌い」と言い続けて来た…

大枝 岳志
5か月前
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【小説】 十四階から 【ショートショート】

 もう何もかもが嫌になってしまった。生きていても良いことなんか贅沢だと思い望んでないのに、悪いことは歯止めも掛からず次から次へと僕の元へ訪れる。  大学へ入ってすぐに父親の大借金が発覚、退学してなんとか就職が決まった会社は僕の父親が借金を頼み込んだ相手が社長だった為、入社を拒否された。  仕方なしに飛びついた工場派遣は住み込みで、寮として入っているボロアパートの六畳間は月に六万円も差っ引かれてしまうし、家具家電使用料として光熱費とは別途で一万円も取られてしまう。  何も無い田

【小説】 イエローマーケットへ 【ショートショート】

 街を三つ挟んで暮らす年老いた母から、今年も母の日のプレゼントを強請られた。 「やっぱり…

大枝 岳志
1年前
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