中小企業が戦うための3つの方策 ②戦場を知る
中小経営者は、自社(経営資源)のことはある程度分かっていても、競合他社については分からないことも当然あります。そして市場、すなわちこれから打って出る戦場については、ある程度知ることができます。そこで私が提案しているのが、中小企業が戦うための3つの方策、それが「敵を知り、己を知り、戦場を知る」という事です。今回はその第2回、「戦場を知る」について解説したいと思います。
まず、何が作れるか、を知ったところで、何を作ったらいいの?という疑問が生じます。そこで多くの経営者は「いいモノを作ろう」と考えます。しかし、「いいモノ」とは何でしょうか?残念ながら経営者の考える「いいモノ」は、主観的な事が多いです。
実際の所は、「いいモノが売れる」のではなく、「売れたモノがいいモノ」と言い換えることが出来ます。では、「売れるモノ」とは、どんな製品でしょうか?
何が売れるのか?それは、市場が知っています。すなわち、これから打って出ようとする「戦場」です。時代によって、必要とされる商品は変化します。ヒット商品は、消費者の悩みを映し出す鏡です。最近だと「そこで○○!」といった電化製品など、ヒントはCMにも隠されています。そこで、「消費者の悩みとは?」を念頭に置いて、どうしたら解決できるか?を考えます。
そこで、まずは市場動向の調査が必要です。方法としては、新聞雑誌の記事やテレビCMのようなものから、専門的な雑誌、高額な調査報告書まであります。ネット調査も有効です。要は、普段からアンテナを張っておくことが大事です。が、専門的な調査はどうするか?そのような場合は、自ら調査する以外には、業者やコンサルに相談するといった方法があります。そこから、「必要とされている製品」と「製造可能な製品」のマッチングをすることで、「売れる」製品が導かれるでしょう。
次回は、他社の動向を知る、つまり「敵を知る」について解説します。
これらの方策について「もっと詳しく知りたい」という方は、無料セミナー形式で今回の話の詳細を説明していますので、お気軽に当方へコンタクトして下さい。
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