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🇹🇼台湾を一周していたら@花蓮2014

台湾の東海岸に「七星潭」と呼ばれるビーチがある。発音は忘れた。シーチータン?だったような気がする。2014年の7月、台湾を一周してる最中、花蓮にいることをFacebookに載せると「行ってみて」と台湾の知人からメッセージが来た。衝動的に電車を降りるとタクシーに乗り込みビーチを目指した。

ローカル電車を降りて、タクシーに乗り込み、紙切れに書いた「七星潭」を見せつけた。思い付きで行動する自由、爽快感。Facebookで教えてくれた台湾の知人は女性。2012年にベトナムのホーチミンで出会った。ベトコンツアーで一緒になったのだ。スコールの中、思い切ってFacebookでつながりたい、と告げると、彼女のプロフィール画面をスマホで見せてくれた。僕はその画面をスマホで撮影した。それからずっとFacebook越しにお互いの生活に「いいね」をしているだけだった。

「七星潭に行ってみて」
英語でそう書いてあった。メッセンジャーで受信した文字を見て数時間後、この花蓮の東のビーチに着いた。私一人しかいなかった。7月の台湾は耐えがたい日差しだった。

「帰ろう」
とぼとぼと歩くと後ろで轟音がした。
F-15?飛行機に詳しくないが、戦闘機だった。あとで知ったが、空軍基地が隣接してるのだった。「暑くて耐えられない」。

遠くにアイスクリーム屋がポツンとあった。

満面の笑みだった。
マンゴーのカキ氷を売っている売り子は台湾の東側の原住民の末裔だった。カメラを思いっきり向けると嫌がることなくピースサインを向けた。台北とは何かが違う。底抜けに明るい。ハッキリ言うと、ここは東南アジアの香りがした。しばらく花蓮に留まるのも悪くないと思ってきた。

ーータケシ

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