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ロカビリー/オールディーズ系のアルバム紹介

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サン・レコードなど、‘50年代のピュアロカビリーから、ストレイ・キャッツに代表される’80年代のネオロカビリー、メテオス、フレンジーなどの’90年代サイコビリーとオールディーズポ…
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2024年1月の記事一覧

ザ・セッション/ジェリー・リー・ルイス (‘73)

ザ・セッション/ジェリー・リー・ルイス (‘73)

The Session : Recorded in London with Great Guest Artists (‘73)
「火の玉ロック」「ホール・ロッタ・シェイキン」などで有名な、ピアノ弾きのロックンローラー、ジェリー・リー・ルイスが’73年にロンドンで多数のゲストを招いておこなったセッションの2枚組アルバムを紹介させていただこう。

特筆すべきは、ゲストの豪華さである。実際、9〜10人ほ

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ファントム、ロッカー&スリック/ファントム、ロッカー&スリック (‘85)

ファントム、ロッカー&スリック/ファントム、ロッカー&スリック (‘85)

Phantom, Rocker & Slick / Phantom, Rocker & Slick (‘85)
ストレイ・キャッツ解散後のリー・ロッカー(ベース)とスリム・ジム・ファントム(ドラム)がデヴィッド・ボウイやジョン・レノンのサポートを務めたギタリストのアール・スリックと結成したバンド、「ファントム、ロッカー&スリック」のファーストアルバムを紹介させていただこう。

‘80年代半ばにリリ

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ブルー・キャッツ/ブルー・キャッツ (‘80)

ブルー・キャッツ/ブルー・キャッツ (‘80)

The Blue Cats / The Blue Cats (‘80)
ストレイ・キャッツの登場により、イギリスのロカビリーシーンは盛り上がってきた。それは以前から文化として定着していたロカビリーと、新しい世代のロカビリーがシンクロするタイミングであった。そして多くのバンドが注目されることになる。本作のブルー・キャッツもそんなバンドの一つである。

カーロとステッフのエドワーズ兄弟は’77年にサウ

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