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徒然-note 41 海外に住む(5)

徒然-note vol.41 1/29/2021

「海外に住む (5)」

これで海外に住む話は5回目になりました。

今回は「高額な買い物をする」という話を書いてみようかなと思います。高い買い物と言えば、例えば、家や土地などの不動産、豪華な宝石、一度はどこかで聞いたことのある有名ブランドの時計などが思いつくかもしれませんが、もっと庶民的なところで、アメリカの田舎に住んだら絶対に必要なアレを手に入れる時の話をしていこうかと思います。

そう、「車」です。

これ、とりあえず現地で自動車の免許を取らなくてはいけないのですが、この話はまた別の機会にするとして。アメリカの田舎ではクルマが無ければ本当に何にもできないのです。簡単にいうと死活問題です。もちろん都会に住めば別です。そして、私がいた東海岸のエリアは冬は極寒マイナス15-20度の世界。だから絶対に必要なのです。

じゃあ、すぐに買えるんですか?というと実はそうではないのです。実は、アメリカの社会には「クレジットスコア」なるものが存在し、信用度が数字で出されています。これが高い買い物にガッツリ影響を及ぼします。

しっかりとした収入があり、クレジットカードで買い物した後の支払いはちゃんと期限内に支払い、公共料金も遅れなく支払い、などなどちゃんととできとるんか?という非常にシンプルでわかりやすい仕組みで、なんとゼロからスタートするんです。

つまり、住み始めたばかりではスコアはゼロ。だからお金が借りられない=ローン組めない事案です。

で、そんな状態でクルマのディーラーへ行くと、初めはガッツリ売ってやるぜ感のセールスマンも、その状態であることが分かった途端にやる気がなくなります。しまいには保証人を立てろとか言ってきます。会社組織が保証する、じゃだめだと言われることも。

では、どうやって?入手すればいいかというと、会社に買ってもらう、会社に全額借りて借りた先を明確にしたうえで一発で支払う、数年で帰っちゃうような研究施設のような赴任者専用のお高めなところで契約する、などぐらいしかなく、勝手がわからないまま、そして断られる理由を知らなかったりすると、結構苦労します。

はい、クレジットスコアというものは、クレジットカードを契約するとアプリとかPCでその数値が見えて自分の信用度がわかるのですが、割といい信用度を得るまで、だいたい1年から2年必要で、その間に結構な金額を使い支払いを調節したりする(これについてもまた後日触れることにします)とドーンと下がります。

クルマの話からクレジットスコアの話にいつの間にかすり替わってしまいましたが、これ、結構大事なことと思うので、ここに残してみることにしました。

takeshi_h

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