見出し画像

同性婚って、ぶっちゃけどうよ?〜とあるゲイの視点から語ります〜

みなさんどうも、TAKESHIです☺️

今回のお話は、
【同性婚】
をテーマにLGBTQ当事者目線でお話いたします♪

お付き合いくださいまし🙏

=================



さてさて同性婚
最近LGBTQの話題でもよく聞くワードの一つですね。


一応日本では、
まだ憲法上で同性間での婚姻は認められておりません。
※同性間=男×男、女×女


日本の憲法では、
両性間での合意」としていますが、

この「両性」とは、
いわゆる男と女の意味であって、
同性同士は含まれないということです。


とある政治のお方は、
「生産性がない」
「日本の家族制度が変わってしまう」
とも言っておりましたね。



僕自身もゲイとして、
昨今のLGBTQ関連の話題について色々と感じることはあるのですが…


この同性婚という話題に関していえば、
正直、「なぜだろう?」という疑問はあります。


確かに、
同性間での婚姻に、生物的にいう子孫繁栄という意味合いは薄いです。

それは直接的な妊娠出産にはつながらないですしね。
同性間での性行為で妊娠することはありませんし。



同性婚って僕個人の感覚で言えば、
子孫繁栄という生物的な役割ではなく、
愛する人と人生を共にするパートナーになるというのが大きいですよね。

より言えば、
婚姻関係となれば、保証人になるとか、相続とか、
法律的に?優遇される面も出てきますしね。



例えばの話(以前SNSで見かけましたが)
同性パートナー(婚姻していない)の後見人や看取り等、病院で立ち会いが認められなかったという事例がありました。

僕も看護師をしているので、
全ての医療機関がそこまで厳しいわけではないですが、
ただやはり保証人等キーパーソンとして認められる人には「親族のみ」「法的に認められた関係」でないとなれない場合もあります。


自分の同性パートナーに付き添えない、最期を看取れない、
とても悲しい現実だと思います。



現在では、
各都道府県や市町村で「パートナーシップ制度」なるものが取り組まれてきておりますが、結局それは認められない場所に住んでしまえば、考慮はされても無効になる可能性だってあるわけですからね。



そういう法的だったり色々な諸々に、
婚姻関係が認められることで、ネガティブな思いをする人たちが少しでも減っていくかもしれません。

妊娠出産は難しくとも、
里親とか養子とか、望むなら子育ても可能ですから。




ただ、賛成意見もある中で、
反対したり懸念する意見があるのも事実です。

個人的に、
その意見が理解できないわけではないのです。



日本は古来からの風習や文化を大切にする国です。
※執着や融通が効かないとも言えそうです
※変化に乏しいとも言います

ただ、そんな文化や伝統を大切にしてきたからこそ、
培われてきたものがあるのは事実ですし、
世界から「日本って凄いよね!」って言われるものもあるわけです。



個人的に大切だと思うのは、
誰もが生活しやすくなること、
いわゆるノーマライゼーション的な考え方だと思っています。


※ノーマライゼーション
→障がいのある人が、障がいのない人と同等に生きれる社会を目指す




これは例えばですが、
足に障がいがあり車椅子を使用している人がいたとします。

今の技術では、
まだ車椅子に乗車したままでは階段の昇降ができません。

でも、
車椅子の方でも昇降できるようにスロープがありますよね。

ただこのスロープは、
別に車椅子の方でなくても使用できます。

杖を使用している人だったり、
背の低い子どもだったり、
筋力が弱く足が上がりにくい状態の人だったり…


これも例えば②ですが、
目が見えない人のためにシャンプー・リンスに凸凹がついて
触ればどちらか把握できるような工夫がされました。

でもこれも、
一時的に目が見えにくい状態の人なら誰でも便利なものです。



こういう風に、
誰かにとって“困ったこと・難しいこと”を、
“困らないように・難しくないように”、
誰もが困らず同等に生きることができるように
社会を整えていく
こと。

それが、
同性婚やLGBTQ理解増進にも同じように機能していければ良いのかな?
と思います。



その社会を整えていくことが、
・既存の法を改新していくこと…
・新しいモノや仕組みを作ること…
だったりするのかな、と思います。

そしてそれは、
色んな立場の方々がお互いを尊重して、
試行錯誤しながらでも、
誰もが納得できるように整えていく、
しかないのかな、と思います。


まさにトライ&エラーの繰り返しですね。


同性婚も、
憲法を変えるのか。
憲法改正が難しいなら、
パートナーシップ制度のように別で法整備を行うのか。


「出来ない!」 
「出来ないのは間違っている!」
という風な白黒付ける論争ばかりではなく、

同等に社会で暮らしていくにはどのような工夫が必要なのか、
そのための調査だったり、話し合いができれば、
よりみんなにとって理想的な方向に歩んでいけるのかな、と思います。




私たちは、
この便利で、どんどん進展していく時代に生まれました。

だからこそ、
より便利で豊かな生活を求めがちだし、
何より早く早く叶ってほしいと
急ぎがちになってしまっている気もいたします。


焦らずに、
望む誰もが取り残されることがないように、
同性婚やLGBTQ問題に限らず、
生きやすい・暮らしやすい社会になっていけば素敵ですね♪


===============



はてさて、少々長くなりました。

個人的な考えを書きましたが、
いかがでしたでしょうか?

少し話が大きくなりすぎたかもしれません。


ただ、同性婚を望む人、望まない人、
はたまた関心がない人…
色んな立場の方々がいらっしゃるかと思います。


少しでも、
これを読んでくださった方が同性婚やLGBTQについて興味関心を持ったりしていただければ嬉しく思いますよ。

勿論、これをキッカケに色々な物事について、
あなたなりに考えたり向き合ったりするキッカケになれば嬉しいです。


ぜひ、皆様の考えもお聞かせくださいませ♪



ありがとうございます
m(_ _)m

この記事が参加している募集

パフォーマー×スピリチュアル×LGBTQ×看護師!様々な分野を通して自分という人間を表現しています。世界をボーダーレスに。自然と調和して生きよう。