「地域おこし協力隊」は「職種」「職業」ではなく「制度」ということを履き違えてはいけないという話。

JOIN移住交流・地域おこしフェアが2019.1/20に開催されたので、もうちょっとだけ地域おこしネタが続きます。

「地域おこし協力隊」は「職業」ではなく「制度」ということを履き違えてはいけないという話。

一つ前の記事で、そもそも地域おこしってなんやねんという話を書きました。
そこでも少し呟きましたが、「地域おこし協力隊」は職業でも職種でもありません。
首都圏に集中している人材を地方に持っていく「制度」です。
あくまでも「制度」であって「人員」ではありません。

いやいや、制度を利用するのは人だから地域おこし=人員やんって思われるだろうけど、決してイコールではありません。
人員って表わすから困惑しがちだけども、「人足」や「人手」って書けばイメージしやすいと思います。

地域おこし協力隊はあくまでも「制度」であって、人手不足を解消するために投入する猫の手要員ではありません。

で。
「制度」だという共通認識ができたところで。

地域おこし協力隊に興味があって、応募なんかをしてみちゃおうかなと思っている人たちへ。
募集している行政にもよるけども、これだけは確認しといたほうがいい。

「地域おこし協力隊制度を取り入れることによって得たい、具体的な目標(ゴール)はなんですか?」

大切なのは「具体的な目標」の「具体的」なところ。
この「具体的」のところを「抽象的」な文言で説明するところ(「地域の活性化」とか「住民同士の結束」とか、で?なに?ってところ)は、私個人としては全くおすすめしない。着任地域に永住させたいとか、起業させて企業増やしたいとか、そういう具体例がないと3カ年だなんて短期計画では成果ゼロもありえすぎる話。
地域おこし協力隊制度だけではなく、民間企業も具体的な目標を瞬間的に答えられないところはヤバイ・・・と思うのと全く一緒です。

名称が長いので「地域おこし」って言ってるのも悪いんだけども(ほんとすまん)、地域おこしは制度であって職業ではありません。
地域おこし協力隊制度を取り入れることがゴールではなく、地域おこし協力隊制度を取り入れることによってどんなゴールを目指すのか。
1番重要なのは、募集している企業(行政)が具体的にどんなゴールを設定しているかであって、決して制度を取り入れることではありません。

国の制度だからといっても最低限の部分は民間企業と全く変わらないので、遠慮しないでどんどん聞いたほうがいいよ!
あと行政だからフィルターも、さっさと取っ払うことをお勧めするよ!

★いつもは小三男子的なゆるいついーとしています。美ヶ原・信州武石地域おこし協力隊twitter(@takeshi_local1) https://twitter.com/takeshi_local1

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