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息子が不登校になった日から 不登校記録(12)

こんにちは たけさゆです

前回は、HSCの息子が幼稚園でのびのびと過ごして身につけた息子らしさが、小学校に入学して失われ、人格が変わったかのように豹変ししてしまった話ーHSCにとって環境がどれほど大切かを知るーをしました


息子にとって学校の環境は生命線とも言えるものでした
環境からの影響が非常に大きい息子にとって 環境が人生そのものを左右するほど大切なのだということを身にしみて感じた私は、
2月が始まる頃、2年生進級に向けた環境の調整のために行動し始めました

普段から教頭先生や担任の先生と連絡を取り合い、放課後にテストを受けに教室に行ったり、その流れで保健室に行ったり、息子が授業を受けている少しの時間を見計っては教頭と面談をしていました
それらとは別に、進級に伴うクラス替えにあたりお願いしたいことを「要望書」という形で教頭先生を通して学校に提出しました

担任の先生の対応が息子にとって相応しくないと感じた時や、合理的配慮を改めてお願いする時なども、基本的には教頭先生との面談を通して伝えていました

付き添い登校をしたことで学校の現状を知ることができましたし、子どもたちの状態も知ることができました
本当にたくさんのことを知ることができたので、学校への要望書はより具体的な内容になりました

学校は内容が具体的であるほど配慮しやすいようです
例えば、
「〇〇君には恐怖を持っているので別のクラスにしてください」
「〇〇さんとは仲がよくクラスにいると安心するので同じクラスにしてください」
「暴力を使う〇〇君とは別のクラスにしてください」
「担任の先生は優しい女の先生にしてください」
などです

私は、必ず息子本人に確認をとってから要望書の内容を決めていました
なぜならば、息子の本心本音希望を改めてしっかりと聞くことができ、
それを学校が配慮してくれれば
息子にとってプラスに作用する と考えたからです

一年ごとにクラス替えがある学校でしたので、年度が切り替わる1〜2ヶ月前くらいを目処に要望書を提出しました
内容としては、毎回同じ内容になるもの、そして新たにわかったことによって配慮してほしいこと、おおまかに分けるとその2点になります

面談を通して毎回教頭先生から伝えられていたことは、
「ご希望に添えるか分かりませんが、なるべく配慮します」

実際のところ、大勢の児童がいて、一緒にいると喧嘩が起こりがちな子ども同士は別クラスにしたり、ピアノが弾ける子を全クラスに満遍なくいるようにしたり、成績の平均が崩れないようにしながら微調整をしているので、こちらの要求を全て受け入れることは不可能です
それを承知した上で、息子のために要望書を作成し提出していました


他にも、トラウマインフォームドケアについて、HSCについて、別室登校について、校内フリースクールについて、などさまざまな提案をしてきました
それらは全て、1番には息子のためであり、私が付き添い登校で目にした子どもたちのためでもあり、全ての子どものためになるからです
当時の学校は、神経発達症に対しては特別支援学級が設けられて当たり前に知られていることもあり配慮の義務を認識しているけれども、それ以外を排除しているように見えました

私は、学校の全ての職員が、学校のさまざまな課題について知り行動する必要があると感じます
なぜなら、子どもたちの健やかな発達のために、近くいる大人の在り方や関わりがめちゃくちゃ重要だと感じるからです

そうして数年にわたりアナウンスしてきたことで今ようやく形になり、現在の学校の状況は数年前より相当良くなっています
そこには、多くの不登校の子ども達のパワーや係る大人の存在があります
教育委員会や行政の力もあります

一旦回り始めた車輪は、加速度をつけて回る事ができる
この先、さらに良くなっていくに違いありません

つづく


♡私たちは 生きているだけで 素晴らしい♡

子どものペースを尊重して

ママのペースも尊重して

それぞれの マイペースで歩んでいこう

大丈夫 進んでいるよ

読んでくださりありがとうございました^^


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