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心霊体験?妄想?幻影?

初体験

心霊体験は小学生の頃でした。
私の家は長屋のような建物で、1階は喫茶&スナックだったと思います。
因みに五十年以上の前の話です。
木造二階建て、両隣は喫茶店、お好みや焼き。
トイレは、いわゆるボットン便所。
くみ取り式の便所でしたから、何かを落とせば、終わり。
築何年なのかは覚えていません。
天井には、ネズミが住んでいて走り回る音がよく聞こえました。
今では見かけることができない家屋です。
それでも田舎ではなく、関西のある街でした。

初めて経験する頃、私は日曜学校に通いキリスト教に興味を持ち始めた時でした。

それが起こったのは冬の話。
二階の住宅部分にはお店で使う冷蔵庫がありました。時々、1階から従業員が冷蔵庫にものを取りに来ることがありました。

木製の階段、従業員がはしり上がってくるとトットットッと音がします。
その日も同じ音がしました。
時間は23時を過ぎた頃。
私は二段ベッドの上でうとうとしていました。
階段を上ってくる音がして、冷蔵庫が開き、そして、バンッという冷蔵庫を強く閉める音がして。
その瞬間、私が眠っている二段目の私の頭の近くから、ハァハァハァと息を切る音が。
数分間、ヤバいことが起こっているとわかりました。数分間、私は布団で頭を隠しながら神様に必死に守ってほしいと祈りました。
翌日、両親に従業員が上がっていかなかったか聞いたところ、誰も上がっていないと。

同じことが、三日か続きました。
後日、二段ベッドの一段目にいた妹に話をしたところ、妹は窓の外で火の玉が飛んでいるのを見たと。

アレがなんだったのかわかりません。
ただ兄の命日が近かったことだけ。

#思い出 、#霊体験、#心霊現象、#怖い話

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