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台湾環島旅行記(その4)
【ラストスパート】
冬山駅前にちょうど自転車屋さんがあったので、そこで空気を入れさせてもらう。サポーターのミユキさんが通訳してくれたので、無事に入れることが出来た。
少し遅れて再出発し、急ぎ足でみんなを追いかける。空気を入れる数分間で結構な差を付けられていたみたいだ。
ここからが午後の一番暑い時間帯。軽めに一雨でも来れば涼しくなるのだが、そんな気配は一切ない。残念ながら、僕の晴れ男が思いっきり雨を食い止めているのだろうか?雨を求めるナオキさんからしたらいい迷惑か(笑)
ひたすら郊外の国道沿いを走る、面白みはない道。いったん休憩して、羅東の街中へ。鉄道の高架橋を乗り越す勾配さえもなかなか苦しい。
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途中で恐れていた事態が。最後尾に近いところを走っていたところ、ガクンという衝撃と共に、チェーンが外れたのだ。
本隊はそのまま気付かずに行ったが、うわ…これは最悪の場合、電車に乗せていくしかないか?と頭をよぎる。
すると横を走っていたサイクルチームの方が、気付いて止まってくれて復旧を試みてくれた。
少し手こずったものの、無事に動けるようになる。ありがたい。謝謝!と感謝を伝え、再度漕ぎだした。
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もう間もなく宜蘭市。大きい川を渡る手前、地元の家具店の方が出迎えて歓迎してくれる。なんか、もうゴールかのような歓迎だが、まだまだ今日のゴールまでさえ5kmはある。
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日本人のオーナーさんで、少し僕も話させてもらったら、なんとホニャラノイエとも近い、愛知県出身だそう。
見送られて宜蘭市に入る大河を渡る。もうあと僅かだ!
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市内に入ってからは、鉄道の高架線路沿いに作られたサイクリングロードを走る。大きい通りは立体交差でパスし、信号もないため走りやすい。
道の雰囲気から、頭上を走る鉄道線路が昔はここを走っていたのだろうと推測できる。
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所々、鉄道の遺構が残っていたり、レールなどを使ったベンチがおかれていたり、鉄道好きには面白い公園になっている。
そういえば冬山駅の手前にも、高架化する前の鉄道跡をサイクリングロードにしただろうという所があったし、前回の台湾に訪れた時も、鉄道の旧トンネルをサイクリングロードにしているところを通ったのを思い出す。
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さあラストスパート。昨日見覚えのある、宜蘭駅前が見えるといよいよゴールだ!
宜蘭市の職員さんが出迎えて歓迎のプラカードを掲げてくれている。
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ナオキさん、ほんとお疲れさま。ふと見ると、佐谷さんと早速冷えた缶ビールを手に乾杯している。どうなっているんだ?この人たちの身体は??
こんなハードな運動をした後は、普通はアルコールなど受け付けなさそうなものだが。
【宜蘭の夜・今日も宴会だ!!】
宿は直ぐ駅前の1919ホステル、雑居ビルのなかにあるゲストハウスだ。ちょうどジャマーさんも共有ルームで仕事をしている。暑さで早々に諦めたら、乗り間違えてとんでもないことになったよ!と笑う。
僕がいれば、少なくとも間違えることはなかっただろうな~
シャワーを浴びたら少しだけ仮眠。夜の懇親会に備える。
今夜は、サポートカーに分乗してレストランに向かうらしい。すぐ近くなのかと思いきや、車は走る走る。
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クルマの中から眺める夕陽が綺麗だった。
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20分以上走ったか?というところでようやく到着。
店の名前は読めないけれど、魚とか鰻の文字が見える!?
海外で初めて食べるウナギにテンションが上がる!
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昨日と同じく、大人数で円卓を囲む。二日連続での大宴会だ。
円卓は、欲しい食べ物が廻ってくるタイミングでサッと取るのが結構コツがいる。誰も取っていないタイミングを見計らって回すのもなかなか難しいものだ。この二日間で少しコツをつかんだ気がする。
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二日連続のでっかい刺盛り、そしてうなぎのせいろ蒸しご飯?はとても美味。
また薬膳スープなど、変わった料理も次々と。そろそろお腹いっぱいだ…と思ってもさらに追加で出てくるから、ついつい食べ過ぎてしまう。美味なり!
聞くところによると、ザックリの予算でその日の料理がドンドン出てくる宴会システムらしい。
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本日、特にセンセイと呼ばれる、教授さん?のおっちゃんが最終日ということもあって、大フィーバー!
かなり強力だという台湾のお酒をどんどんナオキさんや佐谷さんに薦める。
賑やかなこのグループ、他にも宴会グループはあるが、その中でもダントツで騒がしい集団だろう。
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ふと見ると横のテーブルでは子どもの誕生日なのだろうか?ケーキでお祝いが始まる。
それに便乗してこちらも大騒ぎ!最初は相手方のテーブルはまた始まったか?と気付いていない様子だったが、みんなの視線で直ぐに気づき、喜んでくれた。そのまま全員でバースデーソング。この一体感最高や!
ゲストハウスに戻り、ドライバーさん中心に、一部のメンバーはもう少し飲みなおし。明日から伴走する、台南から来たという若者も合流して盛り上がる。ナオキさんやマッスーは、センセイに連れられて、市内のマッサージ店で施術を受けた模様だ。
今日は僕の出番はないかな?っと思ったら、佐谷さんがお疲れの模様なので、少し施術。超人のイメージしかなかった佐谷さんも、流石に年齢なのか?今日の暑さにもやられたのだとか。
僕ももう体力の限界が近づき、先に休むことにした。
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