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タイ&マレーシア旅!その2

【仕切り直しでバンコク入り!】
今度はミスなく、バンコク行きのエアアジアに搭乗。
搭乗待ちの時に丁度、ピーチ便が見える。時間的にみると、もしやバンコクから帰ってきた便か?往復するのと同じ時間、関空で待ちぼうけをしたことになり、空港に滞在した時間としては最長かもしれない。

座席はかなり前の方。これは降りるときに有利なので、一刻を争う身としてはかなり有難い。
しかもどうやらクワイエットゾーンという、本来なら課金が必要なゾーンらしい。無料でアップグレードしてもらえたのだろうか。
このエリアは乗客がとても少なく、シートベルト着用サインが消えた瞬間、すぐ後ろの3列が空いていた席に移動し、快適な空旅を楽しむことができた。


バンコク・スワンナプーム空港に到着。なんと、パイロットが頑張ってくれたのか、1時間近くの早着。お陰で乗り継ぎ時間に余裕ができた。
降りた後はとにかく大急ぎで入国審査へと向かう。軽量のバックパックがこういう時には威力を発揮する。
というのもこのスワンナプーム空港、基本的に混雑しているイメージが強く、一刻も早く辿り着きたかったのだ。
思いのほかに待ち時間は少なく、ここもスムーズに通過。



空港でSIMカードもゲットし、悠々と空港鉄道に乗り込む。
一刻を争う事態になったときに備えて一応日本で両替(レート悪すぎ)したのだが、結果的にはそこまでしなくてもよかった。

途中でメトロに乗り換え。こちらはクレカのタッチ決済が使えるようになっていた。バンコクの都市鉄道は、運営母体によって乗り方が微妙に違ったり、ICカードの相互利用が出来なかったりするので、まだまだ不便。
乗り換え駅でも微妙に歩かされたりする。


結局、1時間以上の余裕を持って、クルンテープアピワット・新バンコク中央駅に到着した。
本当はこの日、時間があるので旧バンコク中央駅にも訪れて、新旧の比較をしてみようと思っていたが、それは最終日に持ち越すことにする。

地下鉄の駅(バーンスー駅)を降りて地下道をしばらく歩き、地上に上がると、そこがクルンテープアピワット駅。
近代的な、しかし無機質な空間が広がる。売店も少ししかない。
目の前はどうやら近郊型電車・レッドラインの乗り場で、長距離列車の乗り場はまだまだ奥の方らしい。

めっちゃ長い通路を歩き、ようやく長距離列車の乗り場へ。
こちらはベンチもあったり、売店もそれなりに営業しているなど、まあ長距離列車の発着場として最低限の設備は備えている。
ちょっとお菓子や飲み物を調達して、いざホームへと上がろうか。


スマホの画面呈示で改札を通過し、ホームへと上がる。
上がった2階は、長距離列車と近郊列車が発車するフロアで、まだ使われていない3階に、高速列車が発着するのだとか。
既にホームに据え付けられている、パダンベサール及びスンガイコロク行き特急37・45列車。
行先はパダンベサールなのだが、あえて今回、スンガイコロク行き編成の1等寝台に乗ってみることにしたのだ。2等寝台なら直接行けるのだが、タイ国鉄の2等寝台は乗ったことがあるし、折角なので1等寝台も試してみようということだ。
そのためにハジャイで乗り換える形になる。


最後部に連結の1等寝台に乗り込もうとしたら、車掌さんから頭に気を付けて!と注意を促される。
低床ホームを前提に作られた客車なので、乗降口に渡り板を設置して段差を解消しているが、そのために天井に頭をぶつけやすくなっているのだ。
これはかなり強引に入線させているな。

発車時間になると、しずしずと出発。
1等個室は定員が2人。貸切料金を払えば他の人が乗ってくることはないのだが、あえてそれをケチってみたので誰がどこで乗ってくるかはわからない。
暫くは僕だけの貸切状態が続いたが、途中の駅で若者が乗ってくる。
相部屋になってでも乗車してくるということは、かなり乗車率は高い列車なのだろう。
どちらまで?と、タイ語で話しかけ、少しだけ自己紹介。ポムさんと言い、どうやら帰省なのだろうか?
早めに休みたいらしく、まだ外は明るいのに車掌さんにベッドセッティングをお願いする。
寝台の状態になると、まだ下段は外の景色を見ることは出来るのでいいのだが、頭上が少し狭くなるしあまり座って外の景色を見るには快適でないので、食堂車に行ってみることにした。

デッキの乗降扉は一部だが全開で突っ走っている。タイ国鉄では飲酒旅客の転落事故があったこともあり、車内での飲酒が禁止されているらしい。まあ呑まない僕には関係ないが、それを頷かせるデンジャラスさだ。小さい子ども連れも気を付けた方がいいだろう。


エアコン無しだが自然の風が心地よい食堂車でノンビリとディナーを楽しむ。丁度夕暮れの時間帯、そんなに混んでいるわけでもないので、ノンビリと過ごさせてもらう。殆どの人は、持ち込んで食べるか自席に運んできてもらうサービスを使っているのだろう。
値段的には800円程と、タイの物価からすると高めのお値段ではあるが、流れゆく景色を眺め、自然の風を感じながら食べることが出来ると考えると、ちょっとした贅沢としては良いだろうと思う。
結局暗くなるまで居座り、自室へと戻る。
すでに同部屋のポムさんか早めに寝ていたので僕もサッサと就寝。
そういえば、初めてタイの夜行列車に乗ったときも、夜は早かった気がする。そのイメージは、以前のままだ。


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