5G線上のアリサ【第3章#4話】
#4話:公開処刑
【視聴時間=03:15】
長野の時期が空白だったまとめサイトの愛利沙の記事は、十分埋まり〈アイムソーリーが一体どうしてフォローをしたか?〉彼女がそれほど何者でもない存在だったと分かった以上、議論の点が徐々に絞られ待っていたのは公開処刑。
魔女裁判にかけられるようにVR上は大騒ぎ。
パソコン教室開店前に立ち並ぶロートルズは、スマホを片手にVRメガネに書き足されるログを眺め、「オープンしたわ!」と大きな声をかけられるまで夢中であった。
全員震撼。
衝撃が走る。
教師の事実。
過去と現実。
今日の授業は愛利沙のフォロー。
彼女の壊れた心を癒し、力になるため初老の面子は円陣を組み戦闘準備。
VRメガネをオンにしたなら相も変わらず人混みが囲み、アリサ目当てで面白がっているネットの客で埋め尽くされる。
加護に対しSNSの疑問をぶつけるロートルズは、愛利沙が気を引く男を頼りに打開策を話し出した。
それから彼らは同時にgoogleで検索し愛利沙が該当しないと探る。
「自分に対する過大評価」「特別扱いが当然」もない。
そんな傾向はない。
でも、「自分のことに夢中な余り他人に対する共感性に乏しい」ことが当てはまると、親身になって話を続けこの戦争に勝つことを掲げ、人間不信になる出来事が多過ぎた過去を持つことにこそ、原因があり此度の戦の論点があると見出した。
『”Red Evil”perfomed by Mocha Music,used under license from Shutterstock』
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