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かつては3兄妹の猫が居ましたが、17歳で2猫、19歳で最後の看取り。無猫生活を経て、今…

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かつては3兄妹の猫が居ましたが、17歳で2猫、19歳で最後の看取り。無猫生活を経て、今は新たに保護猫ボランティアさんより茶トラ女子を迎え入れて猫バカ生活を再び満喫中。 Blog:https://takepn.com/

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  • 繊維肉腫に勝った猫

    繊維肉腫と疑われてから、事前検査、手術、放射線治療までの流れをまとめました。

最近の記事

【猫】NNNは世界共通のシステムらしい

NNN:ねこねこネットワークとはNNNとは「ねこねこネットワーク」という猫を派遣する「猫の、猫による、猫のための秘密結社」…互助会みたいなものでしょうかね。しかしその実態は人間は誰も知りません。ただただ、保護猫を家に迎えたりした経験がある方はなんとなくその存在を知っています。 猫好きが公園を歩いている道の脇に仔猫を配置して保護させる(先代の三兄妹はこのパターン!)などは序の口、猫好きのご家庭の玄関前に空腹でフラフラの猫を派遣して食事を摂らせてそのまま家猫に保護させるようにし

    • 【猫】老猫がゴロゴロいわなくなった

      「老猫がゴロゴロいわなくなった」というワードが弊ブログの検索上位に来ます。なんとも切ない… 猫科のゴロゴロは本当に可愛い 猫飼いにとって愛猫がゴロゴロ言うのは至福の時間… 上のチーターみたいにデカい音ではなかったのですが、先代の長男猫はいつもごきげんで、抱っこするとよくエンジン音のようなゴロゴロ音を聞かせてくれました。次男猫は気分が乗ればゴロゴロ言ってくれましたが、長女猫はかなり喉を撫でないと聞かせてくれませんでした。それでも三兄妹が猫団子になっているとゴロゴロ音の三重

      • 【猫】老猫の十戒と老犬の十戒

        X(旧Twitter)で、フォロワーさんが綴られた「老猫の十戒」。 三兄妹猫のかつての闘病生活・介護生活を懐かしく思い出しました。闘病中・介護中の猫飼いさんには共感されることが多いのではないでしょうか。 私にとって初めての猫介護だった長女猫と長男猫の時はホントに大変で、しょっちゅう吐くわ粗相はするわ(足腰が立たないのでトイレに行けない)ゴハンはたべないわ…自分の仕事に加えて毎日の粗相の洗濯と通院点滴やら投薬、お給餌などでいっぱいいっぱいでした。当時、これを読んでたらもうち

        • 【猫】慢性腎臓病の猫と飼い主 AIMの衝撃

          期待の新薬「AIM」 以前、東京大学の研究室に寄付が殺到したというニュースがあったことを覚えていますか? 私も少額ながら寄付をしましたが、最終的には3億円ほど集まったそうで、当時は東京大学におられた宮崎徹先生は、今は起業されて「AIM」の薬品開発に向けて取り組んでおられます。 人間も猫もAIMという血中タンパク質は持っているのですが、なぜか猫のAIMは腎臓に老廃物が溜まってもうまく働かずに腎臓病を惹き起こしてしまうそうです。このAIMを活性化させる物質を与えることで、猫

        【猫】NNNは世界共通のシステムらしい

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        • 繊維肉腫に勝った猫
          4本

        記事

          【猫】慢性腎臓病の猫と飼い主

          こちらで猫さんの腎臓が悪くなってきた時のお話をしています。 今回は、個人的には「効いた」と感じたお薬「ラプロス」と、これから世に出るであろう「AIM」についての個人的な見解をまとめます。 猫の腎臓病に効く「ラプロス」とは?「ラプロス」は、プロスタサイクリン(ベラプロストナトリウム)という血小板の活性化抑制作用と、血管拡張作用のある薬で、人間には「ドルナー」というお薬名で慢性動脈閉塞症や原発性肺高血圧症に処方されるそうです。 この血管を拡張して血流を良くする効果がどうも猫

          【猫】慢性腎臓病の猫と飼い主

          【猫】猫には「19歳の壁」があると言う…

          私が三兄妹を保護した2002年当時、なんとなく「20歳まで生きてもらおう」と思ったのです。 しかし、この20年近くの間に、猫の寿命はぐっと伸びました。御長寿猫さんのなかには、20歳を超える猫ちゃんもよく見かけます。 しかし、どうやら猫さんには「19歳の壁」というものがあるようなのです。 そして、我が家の三兄妹のうち、この19歳の壁を超えられたのは次男猫だけでした。 https://takepn.com/%e3%80%90%e7%8c%ab%e3%80%91%e7%8c

          【猫】猫には「19歳の壁」があると言う…

          【猫】慢性腎不全の老猫−看取り日記

          久しぶりにnoteに帰ってきました。 ここんとこは老猫+慢性腎不全の次男猫の介護でいっぱいいっぱいでした。6月下旬に食欲がぱたりと無くなり、そこから慢性腎不全が最後の悪さをしてくれまして…最後はほとんど苦しむこと無く逝きました。慢性腎不全で戦う猫ちゃんの猫飼いさんのご参考になれば…。 徐々におちてきていた食欲ですが、6月末になって、とうとう大好きなカリカリを一粒も食べられなくなりました。 気になることに、ココへ来てオシッコが少なくなってきました。慢性腎不全は多飲多尿が普

          【猫】慢性腎不全の老猫−看取り日記

          【猫】「はじめてのターミナルケア」は読んで損の無い本

          遅ればせながら読んでみた猫ちゃんが闘病中の猫友さんが勧めていた「まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り (いちばん役立つペットシリーズ)」(ネタバレ防止のため、中身の詳しい言及は避けます)を読んでみた。 リンパ腫に罹ってしまった雄猫のもすけと、飼い主の鈴木くんの漫画仕立ての物語。お読みになった方も多いかも知れません。昨年に長女猫と長男猫の看取りをして、今は次男猫のターミナルケアをやっている身としては、読み始めから飼い主の鈴木くんに感情移入をして読み始めました。も

          【猫】「はじめてのターミナルケア」は読んで損の無い本

          【猫】足腰が立たなくなった老猫の2週間の戦い

          2週間経過も、驚きの回復 5月で19歳になる老猫の足腰が立たなくなったのが2週間前。 介護生活に突入かと思いきや、激しい全身痙攣や、断続的な遊泳運動という麻痺が起こり、全身がぐったりした状態が続きましたが、ここ数日で驚異的な回復を見せています。これまでの2週間を振り返ると以下のような流れになります。 2月28日 ここ数日の足腰の弱りがさらに強まり、よろけることが増える 3月1日 本格的に立ち歩きできなくなる。血液検査をするも、腎臓の数値は悪いが、致命的な数値ではない。

          【猫】足腰が立たなくなった老猫の2週間の戦い

          【猫】自力で食べられない寝たきり猫のゴハン事情

          「寝たきり」と言っても症状は様々残念ながら、未だに手足に力が入らず、首も支えられない状態です。 2020年に虹の橋を渡った茶トラ兄妹も足腰が立たなくなったのですが、彼らの場合は、「後ろ足で身体を支えることが出来ない」状態だったので、軽く身体を支えてあげれば、ゴハンや水を入れたお皿から、自分で食べたり飲んだりすることも出来ましたし、強制給餌も嫌々ながらも受け入れてくれていました。 しかし、次男猫の場合は、前足にも力が入らず、首も支えられない状態なので、茶トラ兄妹に比べて介護

          【猫】自力で食べられない寝たきり猫のゴハン事情

          【猫】寝たきりになった猫に飼い主が出来ること

          猫が寝たきりになると暮らしは一変 次男猫の痙攣発作は1回だけで、その後は安定しています。ご心配をおかけしました。 しかしながら、手足に力が入らない状態が続いており、今も自力では歩くことも立つこともできません。 今は亡き茶トラ兄妹も、昨年の冬に後ろ足が立たなくなったのですが、今回の次男猫は少々事情が違っていて、前足や首にも力が入らない状態です。 脳卒中のようなことが起きて、脳のどこかに問題が起きたのかもしれません。 ただ、寝たきり介護の経験があるので、今回は比較的スムー

          【猫】寝たきりになった猫に飼い主が出来ること

          【猫】痙攣発作が出た時に飼い主はどうすべきか(実話)

          激しい痙攣発作にパニック足腰が立たなくなった次男猫… 昨夕、寝床のペットシーツを交換しようと身体を寝床から移動させた時に、突然、激しい痙攣発作を起こしました。 この発作のことは、思い出すのも嫌になるくらいツラいです。 真っ黒に瞳孔を見開いたまま、口を大きく開けて荒い呼吸をし、身体をガクガクと震わせる姿を見ると、誰でもパニックになると思います。少なくとも初めての場合は、何が起こったのかとワケが分からなくなると思います。 イメージとしては、暴れながら、ムンクの「叫び」の状

          【猫】痙攣発作が出た時に飼い主はどうすべきか(実話)

          【猫】足腰が立たない原因が血液検査では分からなかった

          夕方になって悪化昨日は朝の段階では、足腰は定まらない状態でヨロヨロフラフラしていた次男猫。 夕方になるとほとんど立てない状態となっていました。 ゴロンと横になっている姿も、身体のどこにも力が入っていません。 トイレにも歩いていくことが出来ず、トイレに連れて行くと、オシッコが出ると同時にペットシーツに座り込んでしまい、座ったままオシッコをして、終わっても立ち上がれずそのままという状態に。 彼の中の優先順位が高いトイレに行けないというのは、相当によろしくない状態で、これま

          【猫】足腰が立たない原因が血液検査では分からなかった

          【猫】老猫の足腰が立たなくなりました

          ふらつきが悪化、歩行困難にここ数か月、後ろ脚の調子が良くなくて、歩き方が少しふらついていた次男猫。 ここ数日は後ろ脚の踏ん張りも効かず、座っていても脚が開いているような状態が増えました。また、前足にも力が入っていないような。 立った状態から座るまでに時間がかかり、身体を横たえるのも時間がかかります。寝返りをうつのも一苦労のようで、どったんばったんと音が聞こえてきます。 関節痛があるのか、思ったように身体が動かないのか…猫はあまり痛がったりしないので、このあたりの判断は難

          【猫】老猫の足腰が立たなくなりました

          【猫】愛猫の腎不全が進行すると

          前回までのエントリーはこちら。 腎臓病は進行していきます腎不全の初期から中期にかけては、クスリを飲ませたりしつつ、時々通院して輸液してもらったりして日々過ぎていきます。 我が家の場合は、腎臓が悪くなってからもかなりの長い間、元気に過ごしていましたが、多尿がどんどんひどくなっていきました。 猫砂のオシッコ玉も、かつてはピンポン玉くらいの大きさだったものが、べっとりと粘土状になって猫トイレの壁や底に付着するようになりました。 オシッコ玉の大きさ、どうぞ気をつけて観察してく

          【猫】愛猫の腎不全が進行すると

          【猫】愛猫の腎不全との付き合い

          前回のエントリーはこちら 腎不全は進行する病気先述した通り、残念ながら、腎不全は悪化するのを長引かせることはできても、進行を止められない不可逆性の病気です。 腎臓が持つ大事な機能である「血を濾過して尿にする」ところは再生しないからで、残っている腎機能を大切にしていくしかありません。 過剰なタンパクや、リンなどのミネラルを抑えた療養食と、脱水状態を可能な限り避けられれば、腎臓への負担も抑えられると思います。 しかし、日々猫たちと暮らしていると、ちょっとした変化にはほとん

          【猫】愛猫の腎不全との付き合い