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【猫】慢性腎不全の老猫−看取り日記

久しぶりにnoteに帰ってきました。

ここんとこは老猫+慢性腎不全の次男猫の介護でいっぱいいっぱいでした。6月下旬に食欲がぱたりと無くなり、そこから慢性腎不全が最後の悪さをしてくれまして…最後はほとんど苦しむこと無く逝きました。慢性腎不全で戦う猫ちゃんの猫飼いさんのご参考になれば…。

徐々におちてきていた食欲ですが、6月末になって、とうとう大好きなカリカリを一粒も食べられなくなりました

気になることに、ココへ来てオシッコが少なくなってきました。慢性腎不全は多飲多尿が普通。最近は2−3時間に1回程度のオシッコ頻度だったのが、その半分くらいしか出てないような…抱っこしても重たく感じるし。病院でエコー検査してみると、とうとう腹水があることが確認されました。

やはりオシッコが少なくなってしまっていて、体内に水が溜まりはじめました。手足や下腹部に浮腫がみられます。頼む、オシッコ出てくれ!

血液検査をしてみると、腎臓系の数値が壊滅的に悪く、電解質のバランスも崩れてしまっていて、腎臓が機能していないと推測される状況。もうよく頑張ったな、ということで看取りを決意。

もうボロボロでいつどうなってもおかしくない状態だったのですが、好きな場所であるお風呂の蓋上に乗りたがるし、ベランダにも出たがります。メルミルの介護食にも自ら口をつけてくれました。

しかし、とうとう血中の毒素が身体を蝕み始め、お腹を下してしまいます。それでも本ニャンは自力で水を飲み、いつも通りの生活を送ろうとします。

しかし、恐れていた尿毒素による激しい痙攣発作が起こりました。幸い、発作は短時間で治まりました。ただ、夜になるとお気に入りの場所へ自分の足であちこち出向いて、じっとそこの空気を味わうような態度を。ああ、自分で分かってるのね…そんな姿を見守りながら涙が出そうになりました。

翌朝、私が目覚める時間を見計らったように容態が急変。危惧していた激しい痙攣を起こすことなく、自力で旅立っていきました。

エレファントカシマシの「風に吹かれて」を聞きながら、我が家でお通夜。虹の橋は私が行くまで渡らないで待っているように。

長女猫・長男猫と同じく、移動火葬車のサービスで送り出しました。ずっと雨が降っていた時期ですが、火葬炉に入る時に太陽が出て、明るいところで送り出せました。持ってるオトコです、次男猫。

幸せな猫ライフでした。19年、どうもありがとう。飼い主としては、介護をやりきった感があります。寂しいですが、悲しみはさほどでもなく。ただ、ついつい猫を意識した行動を未だにとってしまいます。

昨年、18歳の誕生日を迎えてからの1年2ヶ月。高齢猫+慢性腎不全に効果があったことを振り返りました。同じ状況で戦う飼い主さんのご参考になれば幸いです。


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