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玉城武生の「note」ページへようこそ

本ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。

ここでは、私が「note」をどのような場所にしていきたいかについて、お話ししたいと思います。

情報発信を始めたわけ

情報発信をしようと思ったのは大学時代です。大学では、19世紀から20世紀にかけてのアメリカ外交史が研究テーマでした。論文をまとめる過程で、自分の考えを創り上げ、それを他者と共有することができ、喜ばしく思ったことを覚えています。自信に繫がった貴重な経験です。

大学を卒業した後も執筆意欲は続き、哲学など専門外の領域にも興味関心が広がりました。そして、自らの思索を拙劣ながらも自身のブログで公にしてきました。

そして、更なる情報発信力の強化を図り、より多くのオーディエンスに訴えるべく、2019年8月に「note」アカウントを開設し、同年9月には日本経済新聞社とピースオブケイクが共同で運営する「Nサロン」に加入しました。

「note」で手掛けたいことは、大きく分けて2つあります。

問題意識を共有する

一つは、私自身の問題意識を読者と共有することです。

私が購読している『日本経済新聞』や『ファイナンシャル・タイムズ』の記事を基に、その時々の重要な問題を取り上げ、何をすべきかを読者の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

「Nサロン」新聞部への参画もその一環です。ここで実践している「日経新聞スクラム読み」は、メンバーが銘々気になる新聞記事を紹介し合い、それらの共通ポイントを探る営みです。活動の詳細はマガジン#Nサロン新聞部にまとめられていますので、是非ご覧ください。

言葉を究める

「note」で私がもう一つ手掛けたいことがあります。それは、言語文化の保全です。哲学との接点から様々な言語に触れるうちに、言語が思考の基礎を形成するとの考えに至ったからです。

「note」をはじめ、インターネット上には様々な記事が溢れています。しかしながら、せっかく良い内容なのに、誤字脱字などを見かけて、もどかしさを感ずることが少なくありません。表記の仕方も統一されておらず、記号の使い方などもまちまちです。

欧米では、オックスフォード大学出版局の『ハーツ・ルール』(“Hart's Rule”)やシカゴ大学出版局の『シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル』(“Chicago Manual of Style”)などのスタイル・ガイドが確立されています。しかし、日本語にはそうした詳細なスタイル・ガイドは普及していないのが現状です。そのため、文章を書くための指針を示すことが、今求められているのではないかと考えるようになりました。

マガジン言葉の覚え書きでは、よくある漢字の間違いや、紛らわしい言葉遣い、引用の仕方、さらには記号の使い方から文献の記載方法まで、文章に関するありとあらゆるノウハウを、一日一題ずつ、毎日お届けしています。目指すのは、日本語の一貫したスタイル・ガイドです。

ネット時代のルネサンスのために

カバー画像にある標語「Tibi ipsi esto fidelis」は、シェイクスピアの『ハムレット』にある台詞「汝自身に忠実であれ(to thine own self be true)」のラテン語訳です。「note」をはじめ、このインターネットという自由な空間は、かつてヨーロッパで起こったルネサンスがそうであったように、人間性の自由と解放を目指して個が尊重される、人文主義の復興の場であってほしいと願っています。私もその一翼を担えるよう、この「note」ページなどで最善を尽くしたいと思います。

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