サークル代表を経て

こんばんは。大学に入り3度目の春を迎え、大学生活も後半戦を迎えました。(早すぎて怖いです…)。さて、この一年間私はゼミとサークルの運営に追われていたわけですが、ここでは特にサークルを代表を経験して感じたこと、学んだことを書き残したいと思います。

  1. とたけ、代表に任ぜられる

サークル終わりの集合、コロナ禍で飲食店は空いておらず今日も直帰かなと思っていた時、突如当時代表だったYさんから「少し時間ある?」と声をかけられました。サークルの運営代の引継ぎが近づいていること、自分たちの代で代表を務められそうな人は自分ともう一人程度しかいないと思っていたのでもしかしたらその話では…と思いました。その予感は的中していて、次の代表をやってくれないかとのこと。大学に入ってから、何かに打ち込めていたわけではなかったため、いい機会だと思い快諾しました。しかし内心は不安でいっぱいでした。高校の時に委員会、研究活動のリーダーを務めたことはあったものの、運動系の組織をまとめたことはなく、むしろそうした集団をまとめることは苦手だと感じていたからです。

2, いざ、代表へ

引き継ぎ式でみんなの前で軽く自己紹介などを改めてしたのち、本格的にサークルの運営が始まりました。前代表から強く言われていたのは「他の役割の人の仕事に関わってはいけない」「分業が大事」ということでした。しかし、その分業はすぐに破綻してしまいました。
コロナ禍が続く中でサークルを抜けていく人が多くなってきました。それにともない人員不足となる役職が出るようになり、当初の目標だった分業は終わりを迎えました。

3, 実践あるのみ

代表の仕事は主に、他サークルとの連絡、大会への参加申請、日々のサークル活動の後の集合の3つでした。「でした」というのがポイントで、上記の欠員により、日々のサークルの進行、大会参加者の管理、チーム分け、新歓用のパンフづくり、大会の宿泊先の確保、大会当日の動きの指示、上回生の追いコンの準備などが私のやらなければならないことに加わりました。サークルの進行は日々手探りでした。アップに使う時間、試合間の時間をその日の人数やみんなの様子を見ながら考えるのはかなり神経を使う仕事でした。時には上回生に小言を言われ取り乱してしまうこともありました。残ったメンバーで再び分業をすればよかったのかもしれませんが、こうなってしまった以上全部自分の力でやって見せる、という考えに至ってしまったのは反省点だと今になって思います。「自分でやった方が早いしな」という考えは、はじめは効果的に機能するかもしれませんが、後々他に人に頼れない状況を生む可能性があることを学びました。

4, 見えてくる問題点

私のサークルには決定的な問題がありました。それは、私たちの代が入会した当時から感じていたことですが、コロナ禍がそれに拍車をかけていたように感じます。それは、回生間の関わりの薄さ、男女間の関わりの薄さです。これはサークルとしては致命的なものだと思いました。「輪」を意味するはずのサークルにおいてメンバー間の関りは最も重要なものだと考えていたからです。代表になった以上、以前から感じていたこの問題を解決しようと決意しました。

5, 解決に向けて

前述の問題点を解決するために、まずは今のサークルの状態を分析することにしました。まず、上回生(22卒、23卒)は、コロナ禍以前のサークルを経験していることもあり比較的回生間、男女間の仲がいいと感じました。一方、私たちの代と1個下の代は、男女間の関りは薄かったものの回生間はかなり仲が良いと思いました。つまり、コロナ禍以前の代とコロナ禍以降の代に壁があるような現状が見えてきました。また、上回生たちの雰囲気も、あまり下の代を気にかけていないような印象を日ごろから感じていました。前代表にも相談はしていましたが、上回生は変わり者が多く、シャイなひとが多いようでした。以上をふまえ、まず回生間の関係を強めるという目標については、コロナ前後の間の壁を取り払うのは難しいと感じ、まず各学年がと同期たちと、コロナ禍以降の2世代が仲良くなることに重点を置くことにしました。次に男女間について、これについては、純粋に機会が足りていないことが問題であると感じました。サークル内外での男女間の関りを増やすことを考えました。まとめると以下の順に解決を図ろうとしました。
・各回生間の仲を深める(同姓間→異性)
・コロナ以降世代の仲を深める(同姓間→異性)
・下の代の子たちに積極的に関わっていく雰囲気を作る
・上の代との交流も増やす

5, 行動を起こして見えてきたこと

前述の分析を受けて、さっそくサークル内で回生戦、男女混合戦を行うことにしました。これはかなり効果的で、同期の男女間、下の代の子たちの男女間の仲もかなり深まったように思いました。サークルらしく、クリスマスのイベントとしてかわいくカチューシャをつけてバレーをするクリスマス練も企画しました。本来であればもっと思いっきりサンタさんとかのコスプレをしたかったですが、上回生との距離感がそのアイデアを実行に移すことをためらわせました。これも、普段とは違った感じでいい雰囲気のなかで追えることが出来ました。しかしながら、うまくいったように感じていたこれらのイベントごとも、しばらく時間が空いてしまうと多くの人は(特に男女間は)また以前の少し距離感のある感じに戻ってしまっていました。継続的な交流が絶対的に必要なのだということをここで実感しました。また、上回生との交流もかなり厳しいもののように感じ始めました。この場に愚痴はこぼしたくないのですが、どうも下の代と仲よくしようという意識が感じられませんでした。

6, 外部の大会が復活し始めた春休み

期末試験が終わり、春休みが始まりました。それは、私の代表としての任期が終わりを迎えようとしていることを意味します。春休みには3大会がある予定でした。他のサークル主催のものが一つ、企業主催のものが2つでした。加えて当時は合宿も予定されていましたが、中止となりました。合宿は何としてでも実行すべきと言いましたが、コロナをケアしての判断とのことでやむを得ない状況でした。前述の、同姓間の仲は十分に深まったように感じていたため、私が最後にすべきことは、上下の男女間も含めた、男女の仲をことだと考えました。私は、下の代の女子と自分たちの代の男子でのスキーと、同回生男女での旅行を計画しました。スキー旅行では、下の代の子たちとの仲を深めることが出来ました。大会では、今まですこしあきらめ気味だった上回生との仲が深まったように感じます。同期との旅行も実は初めてで、とても楽しい時間をともに過ごせました。

7, 代表を終えて

4月から、私の代表としての任期は終わり、次の子に代表は引き継がれます。諸事情で私たちの代が運営を担っていたのは半年間だけでしたが、とても良い経験になったと感じています。人前で話すこと、代表として支持を出すこと、他のサークル、企業の方と関わること、遊びやイベントを企画し実行することなど、この半年で大きく成長できたと感じます。一方で後悔や、まだやりたいという思いもあります。特に2021年の夏休みにサークルとしてなにもできなかったことについては後悔しています。私自身があまりサークルとして可愛がられたりした記憶がないため、下の子たちにはそんな思いをしてほしくない、このサークルを好きになって欲しい、彼らの下の代の子たちをちゃんと可愛がってあげてほしい、そう思えるようになって欲しい、こうした思いが私の原動力となりました。(卒業の時に同期の中で一番沢山のメッセージカードがもらいたいというのもありました)。代表を終えた以上、次の代の子たちのやり方に口を出す気はありませんが、上回生としてこれからも彼らと沢山関われるようなイベントを企画、実行していきたいと強く思います。長文となりましたが、私はやはり誰かのためになら頑張れるようです。素敵な経験をする機会をくれたYさんにも感謝しています。今までみんなありがとうございました!

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