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施設への集客方法 ”ググられる”から”タグられる”サービスへ

ホテルや商業施設のPRを担当していると、最近ではマスメディア(テレビ・新聞・雑誌・WEB)だけではなく、SNS(主にインスタグラム)でのリーチを獲得したい!というご依頼を頂きます。

そこで、今回はインスタグラムを活用した『ホテル』や『商業施設』への集客方法をご紹介したいと思います。

マスよりコミュニティーへのリーチが集客に効果的

マス・コミュニティ

オンラインサロンを代表として、最近ではコミュニティビジネスが主流になって来ていると言われていますね。
ホテルや商業施設の集客であれば、『憧れの人がオススメする場所に行ってみたい』『私と同じ価値観を持つあの人が行く場所だから間違いない』という心理に刺さるのです。
信頼している”人”がオススメしているサービスであれば行ってみたくなりますよね?

マスメディアの役割はお墨付き

では、マスメディアへの掲載を獲得する”目的”やその”役割”は何でしょう?ズバリ!私は『お墨付き』を得る為だと考えております。PRを通してテレビや雑誌への露出は沢山経験がありますが、正直に申し上げるとひと昔前のように、テレビで放映されたら注文が殺到した!行列ができた!という時代は終わってしまったように感じます。(もちろん商材によってはマスメディアが適しているサービスもございます)

広い概念で捉えると、冒頭にも述べた通り、その役割は数多あるサービスの中で、魅力度の高い厳選されたサービスしか紹介されないマスメディアに、取り上げられた信頼のおけるサービス・企業であるという”お墨付き”だと言えるでしょう。

”タグられる”と集客に繋がる

タグられる

消費者の情報収集のカタチはこれまで、Googleで検索されることを意味する”ググる”が主導でしたが、2~3年ほど前からは、SNSでハッシュタグを用いて検索する”タグる”という情報収集のカタチへシフトしました。

これからは、もちろんGoogleでのSEOも大切ですが、ホテル・商業施設のPRを行うときは”タグられる”施設を目指すことが集客の肝になってきます。

消費者のステージに沿った想定検索タグを投稿すべし

一言に”タグられる”施設を目指すと言っても、どの様にSNSを活用していけばいいのでしょうか?
ここでは、一例として京都のホテル『ホテル八つ橋(仮)』のSNS戦略を例に解説していきましょう。

【与件】
ターゲット:20代~30代女性
▼ターゲットのステージ▼
①旅行計画は無く、インスタを閲覧している旅行好きの女性
②旅行の予定が確定しており、観光する場所をタグっている女性
③旅行の予定が確定しており、ホテルをタグっている女性

▼作業①▼
まず、ターゲットを絞ったら(ここでは20~30代の女性)次に、ターゲットのステージを明確に区分していきます。実はこの作業がとても大切、SNSを活用したPRを行っている企業のほとんどが、この区分分けをしておらず、やみくもに幅広くリーチが獲得できるハッシュタグを添付しています。

▼作業②▼
次に、ターゲットのステージに沿った想定検索タグを洗い出していきます。

例えば、ステージ①の場合は、ターゲットは何か自分の欲望(リフレッシュしたい・美味しい物を食べたい等)を満たしたいな~と、何も考えずにリサーチしている段階です。その為、ターゲットのニーズに沿った旅のコンセプトを写真・タグで提案していきます。想定検索タグは#女子旅#リフレッシュ旅#美容旅などでしょう。

ステージ②の場合は、観光地をリサーチしている段階ですので、『周辺のカフェ』『紅葉スポット』等、ホテル周辺の観光地の写真・タグを投稿してあげると良いでしょう。想定検索タグは#京都カフェ#京都紅葉などでしょう。

※ハッシュタグの例は下記参照

想定検索タグ

”ググられる”より”タグられる”施設を目指す

このように、SNSで”タグられる”施設を目指すには、ターゲティングだけでなく、ターゲットが置かれるステージを区分して考える必要があります。ターゲットのステージ毎のニーズを満たすコンテンツを投稿していきましょう。




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