見出し画像

ひろゆきにメンヘラという差別語を蔓延させた責任を問う

この内容の記事を書くのは二度目だが、今回はしっかりと。

昔、病院から退院してしばらく経ち、ようやく自室にインターネット環境(ADSL)が整い、ネット検索をしたり、当時のTwitterやGoogle+といったSNSで遊んでいたが(記憶としては正しいと思う)、気になりだしたのは自分が患っている精神疾患の患者に対する侮蔑語らしい言葉「メンヘラ」だ。ハッキリ書くのも批判的に論評してみようということで、精神疾患の患者に対する侮蔑の意味ではないのは了承願いたい。

あれからかなりの時間(十数年以上か?)が経ち、まだ一定の年齢層でメンヘラという言葉が使われているようだ。最近はメンヘラの派生語としてメンクリやメンヘラちゃんというのが出てきたから、なおさら精神疾患に対する世間の偏見(スティグマ)は強い。

そこで、なぜひろゆきにその責任の一端を問うのかといえば、2ちゃんねるというインターネット掲示板、よく言うとWeb1.0のネット環境が無ければ、これほど「メンヘラ系」の言葉がインターネット上で散見されることもなかったはずで、環境を作ったという責任をあえてひろゆきに問いたいわけだ。

2ちゃんねるはWeb1.0的な技術でひろゆきが独力で作った単なるネット掲示板だから、今のnoteやFacebook、Xのような報告システムを組み込むことができず、名無しという匿名性の高い書き込みばかりだったので、余計タチが悪かった。今はWeb2.0から3.0に移行しそうな段階のはずだから、2ちゃんねるは技術的にはローテクだ。

それはそうと、それ故か暴言に対する技術的対処ができずに、多々の損害賠償請求と管理者責任を問われて、多額の賠償金を踏み倒したままフランスに逃亡中なのが今のひろゆきの現状なのだと思う。

彼がフランスでどのようなビジネスをやっているかは不明だが、YouTube配信の動画の切り売りと、それによる露出度のアップ、そして知名度を上げたうえでの自己啓発本の販売とメディア出演というのが自分の予想する現在の彼のビジネスモデルだと思う。それに4Chanか。2ちゃんねるは譲渡されているし。

話を元に戻すと、自分たち(あえて今回はこういう言い方にする)精神疾患患者に対する偏見と差別、インターネット上での暴言は明らかに増えたし、一般用語として定着するほど普遍化した。日常のそこここで嫌な思いをすると言うか人間不信になるし、精神疾患に対する誤解も横行している。

「なんの罪が俺にある?」とひろゆきには言われそうなのだが、こちらとしては「プラットフォームを作ったのはアンタだし、2ちゃんねるで収益が有ったでしょ」と問いただしたい。

ハッキリ言って、彼はとっくに精神疾患に対する差別語「メンヘラ」が2ちゃんねる発で蔓延しているのは知っているはずだし、彼の謎の合理性からそれに対して口を閉ざしているのだと思う。過去を切り捨てていくタイプのドライさがある性格だからな、彼は。

ということで、本題に戻す。ひろゆきの作成したインターネット掲示板2ちゃんねるの書き込みで精神疾患に対する侮蔑語「メンヘラ」が蔓延したのは間違いないし、世間的な影響は大きいにしても、言葉自体はひろゆきが発したものではないので、彼に直接損害賠償請求を求めるのは無理がある。こちらの負担も大きい。

さらに彼は現在ではYouTubeの動画で精神疾患についての誤ったイメージを侮蔑語と同時に配信している。これは障害者基本法違反にあたると考えている。

できることといえば、ひろゆきの精神疾患に対する侮蔑語を蔓延させた責任を指摘するとともに、その侮蔑語の減少を図ることを再度考えたい。

とはいえ、色々な手法でメンヘラという差別語を無くすことをネット上で試してみたが効果薄だった。とりあえずWeb2.0のnoteでWeb1.0の2ちゃんねるに対抗してみるか。

ひろゆきにはメンヘラという精神疾患に対する侮蔑語を世間に蔓延させた責任の一端を取ってほしいと思っている。そして日本社会にも精神疾患への差別をなくす責任はある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?