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今後歩みたい道。

しばらくアメブロに行っていた。周りのブロガーとの違いも大きく、なにか商品販売がメインになっているようだったし、あまりアクセスも伸びなかったのでnoteに戻ることにした。文章を読みたい人が少ないようだね、アメブロは。

それはそうと、最近は二宮金次郎というか二宮尊徳が考え出した報徳思想に凝っていて、二宮尊徳の語録である「二宮翁夜話」をせっせと読んでいる。まあ、日本各地に報徳社という団体があり、二宮尊徳が農業復興に尽力したことからJAとのつながりもある。彼に影響された大正時代の実業家が創立した学校が、高校野球で有名な報徳学園。というわけで、別に宗教的な内容ではなく、精神修養を含めた実学的な考え方だ。一瞬、大日本報徳社の会員になろうかと考えたが、やりすぎなので止めた。

金次郎の報徳思想の中に「積小為大」というものがあり、つまりは小を積んで大をなすということだ。世の中に自己啓発本は数多いが、それより「積小為大」をやらないと始まらないんじゃないかと思う。いや、稲盛和夫氏の「生き方」や幸田露伴の「努力論」は根性論過ぎて読むのは止した。

そういうことで、報徳思想に興味を覚えているのだが、ここ数ヶ月で始めているのが俳句で、NHKの文芸選評や俳人夏井いつき先生の番組やWebサイトにせっせと応募している。それに加えて7月からは朝日新聞俳壇の選者でもある俳人長谷川櫂先生の主催するネット俳句に入会することにした。俳句会のイチロー選手のような方だし、他の俳人に見て貰うよりも、いきなりぶつかっていったほうが今後の自分の役に立ちそうだ。意識的には趣味で俳句を作りたいのではなくて、創作活動の一環として取り組みたいのだ。

二年続けている水彩画教室も三年目に突入し、基礎の静物画から風景画に移行してみた。ドローイングも描きたいのだがなかなかやる気が出ない。最近は普段の性格とは違う「怠け者」的に教室では思われていそうなので、早めに態度を修正し、初心に戻ろうと思う。

noteもこれで三年間は続けているはずだし、写真は十数年かな。けっこう続ける方なのだよ、根気強いから。

それで、なんでこんなふうに自分の趣味というかクリエーションについて書き連ねてきたかというと、年齢的にアラフィフだし心の病の療養中でもあるので、親の了承も得たうえで創作活動に取り組んでいる。文芸活動は親には内緒だが、水彩画を描くことについては熱心に応援してくれている。

実はクリエーションをがんばりたいのも、今は労働というか生産活動には従事できない状況と調子ではあるので、この際クリエーションを頑張って見ようと考えているのだ。

世間の新聞やテレビで見受けられるように、精神疾患患者の置かれる就労支援事業の内容は程度が低すぎ賃金も安い。しかし、なかなか就職できない現状ではそこにしがみつくしかなかったので、二十年近くを無駄にした形だ。

それでもまだ五十代である。創作活動をするのにはまだ時間がある。なるべく努力して認められる作品を作り上げたい。

というのも、功成り名を遂げたいというよりも(それもあるが)、作品を以て世間に語らせるというか、自分の作る創作作品(俳句、水彩画、エッセイ)のクオリティと作品性で、心の病の患者の可能性を世の中に示してみたいという願いがある。

文豪の夏目漱石、中原中也、芥川龍之介、宮沢賢治、島田清次郎、川端康成、太宰治も精神疾患だったし、ロシアの文豪ドストエフスキーや政治家のガンジーやケネディも心の病であったのは事実だし、資料をあたってもらえればと思う。

しかし、日本では三障害あつかいで、患者の可能性は無視され、極度な抑圧下にあるのは事実だ。NHKや毎日新聞出版の本で精神科病院の神出病院や滝山病院での虐待事件が未だに報じられるのも、数十年経っても精神科医療は殆ど変わっていないということになる。

それについての考えはあるけども、ひとまずそれは心に仕舞い、自分の創作作品で絵画コンテストや俳句の入選等、クリエーションによって心の病の患者の能力の高さを示していければなと考えてる。

人権問題に関するnoteの記事に見下したようなコメントを入れてくるような世間知らずが多いから、よく嫌な思いはするよ。

ということで今は五十代なかばだから創作活動に充てられる時間は二十年くらいある計算になる。その時間をできるだけ調子を崩さないようにしながら頑張って、良い作品を作って社会参画に結びつけたい。欲を言えばクリエーターとしてというよりも、優れた作品として作品に世間に対して語らせる。ということを目論みたい。

人生の道はいくつでもある。産業的な生産性とは呼べないが、もし自分の作品が、文芸作品や芸術作品として評価されるレベルに達したなら、それが精神疾患患者に対するいくらかの社会的貢献につながると思っている。

さて、今から俳句でも作るか。


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