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“意味の無い”おもしろ検定・資格

どうもこんばんは、カラアゲニストです。6月のくせに、30度を当たり前のように越してくる気候に対して苛立ちを隠すことが出来ません。雨は多いし、蒸し暑いし、祝日無いし。なんなんだ一体。はよ7月来い。いやもっと暑いやろうから来んな。

それは置いといて、先々週・先週はピアノについての話をしました。ずっとピアノの話をしてても仕方ないんで、今回は全く違うテーマを取り扱いたいと思います。それは検定と資格です。検定や資格といっても、特におもしろ検定・資格です。

おもしろ検定・資格

さて、おもしろ検定・資格とはなんぞやと思われる方。ご説明しましょう。この言葉が世間で使われているのかどうかは存じ上げませんが、私は「面白そうで“役に立たない”検定・資格」という意味で使用しています。

さてここで言う“役に立たない”とはなんぞやとも思われた方。それは具体的な例を出すとわかりやすいかもしれません。
簿記検定・TOEIC・運転免許・基本情報技術者試験。これらは全部、“役に立つ”検定・資格です。
一方で日本健康マスター検定・唐揚検定・世界遺産検定・漢検。これらは全部“役に立たない”検定・資格です。

誤解のないように先に言いますけれど、この世に一切何の役にも立たないものなんてありません。ここで私は社会での経済活動において有用となりうるもの、言い換えるならばその資格を取得することが他の目的の手段となるものを“役に立つ”検定・資格と呼んでいます。ですからもちろん弁護士や医者などに必要な国家資格も“役に立つ”検定・資格です。

一方、その資格を取ること自体が目的となってしまうようなもの。それらを“役に立たない”検定・資格、そう呼んでいるんです。それを取ろうとすること自体が面白い、そして取り扱うテーマが面白いもの、これこそがおもしろ検定・資格なのです!

さてここからは私が実際に受験及び取得したおもしろ検定・資格についてご紹介しましょう。

例①日本健康マスター検定

まずは日本健康マスター検定です。この検定はどのような内容なのか、これはもうホームページの文章を引用した方がわかりやすい気がしますので、下に貼ります。どん。

今後の人生100年時代に向け、職域、地域、学域において必要な健康知識とそれを活かすためのスキル = 「健康リテラシー/ヘルスリテラシー」が、ますます重要となっています。当協会は、仕事や生活、学業に関わる上記能力の向上に向け、2017年に【健検】/「日本健康マスター検定」を創設し、健康長寿社会の実現に貢献してまいります。
https://kenken.or.jp/about

さあこれを要約すると、健康に関する雑学にまつわる資格というわけです。例えば一日の塩分の摂取量の目安であったり、ロコモにならないためにどのような生活を心がけるべきか、なんてテーマがありました。

ちょっと健康に気をつかっている雰囲気を自分に纏わせることができる、本当にただそれだけの資格です。実際これを取得してから私が健康になったという事実は一切ありません。いいですね、絶妙な“役に立たなさ”。

ベーシックとエキスパートの二種類がありますが、私はどちらも取得しました。ですからもうこの検定についてはなんでも聞いてください。どうですか、取りませんか?回し者ではありません。

例②唐揚検定

日本唐揚協会という団体が、まずあります。もう面白く美味しそうな匂いがぷんぷんするんですけども、その協会が独自に行っている検定試験、それが唐揚検定試験です。

この試験、どのようなものなのか。さてまた引用しましょうじゃないですか。

カラアゲニストの常識である唐揚についての筆記試験です。
この試験に合格し、協会発行の名刺を取得することで、日本唐揚協会認定のカラアゲニストとして活動することが許されるようになります。
https://karaage.ne.jp/kentei/shiken.html

色々つっこみたい所は多いですが、野暮な質問はやめにしましょう。カラアゲニストになれる、それだけでとても良い事じゃないですか。カラアゲニスト。カラアゲニスト。

実はこの試験、インターネットで氏名、住んでいる都道府県、星座、そしてメールアドレスさえ入力してしまえば誰でも、今すぐに無料で受けることが出来ます。ちょっと1回受けてみてください。はいどうぞ。

どうですか、カラアゲニストになって帰ってきましたか?まだの人はカラアゲニストになるまで戦いましょう!この記事を読んだ人全員がカラアゲニストになるまで私はこの場を離れません。

なお名刺は有料なので、もちろん買っていません。つまり厳密には私はカラアゲニストと名乗れないんです。エセカラアゲニストです。許していただきたい。

現在勉強中 世界遺産検定・漢検

史上最強らしい。
これだけで国際人になれるか、、?

さてそんなおもしろ検定・資格を取得している私ですが、現在は世界遺産検定、漢検の勉強をしています。どちらも2級です。これらの検定試験はどちらも非常に有名ですけど、よく考えてください。“役に立たない”でしょう?持っていたら少し嬉しい、話のネタになる、ただそれだけなんです。

まあ4月1日から日記を毎日手書きで書いている私にとっては漢検はある意味では役に立つんでしょうけど、上記の私の定義上は、まあ“役に立たない”。
でも、それでいいんです。それが、いいんです。

“役に立たない”って楽しい

何でもかんでも、これが将来のキャリアに、、!とか、ビジネスに、、、!!とか。そのようなものに結びつけていると息苦しくなります。
多いでしょ?本屋でも教養としての〇〇だとか、ビジネスに役立つ!〇〇とか、しんどいしんどい。
“役に立つ”ものが持て囃され、それに踊らされる。

要らないんですよ、そんなもんは。人生って結局全部暇つぶしじゃないですか。意識高い系になることだけが正解じゃないと思うんです、私は。“役に立たない”ものを愛でる事が1つの救いになりうるんじゃないか、そう考えています。
哲学的に人生の意味とは?とか。考える必要ないんです。楽しけりゃいいでしょう。他人に迷惑をかけない限りは。

おもしろ検定・資格 募集中

そして皆さん、私が言う“役に立たない”検定や資格を何かしら知っている方がいらっしゃれば、ぜひ共有してください。とびきり意味の無いもの、期待してます。なお現在私はパンシェルジュ検定を狙っています。

まあぶっちゃけた話、ほとんどの検定や資格は、それを主催している団体の、お金を集めたいという動機で行われているものなんですけどね。更新料がある資格、ありえねえ。阿漕な商売だ。しかしその検定や資格を娯楽として使うことが、我々にはできるんですよ。


最後に

さてさて、ダラダラと何を訳の分からないことを書き連ねやがって、と思った方も多いでしょうけど、まあいいじゃないですか。これを読むことももちろん意味無いんです。それでいい。

成果に追われすぎてしんどくなってる人も多いでしょう。結果が全てだと思う方も多いでしょう。そういう時こそ、意味の無いものに愛を向けましょう。

私はこれからも意識低い系として過ごしていきます。noteに“役に立たない”記事を、これからも残していこう、そう考えています。
それではまた来週。さようなら。





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