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私の人生を変え、新たな方向へと推し進めた3曲

皆さんどうもこんにちは、私です。
語彙力について書こうと思っていたのですが、ちょうどnoteとSpotifyのコラボ企画が行われると聞きつけまして、語彙力の記事は後回しに、、、。

そんなわけで、今回は私の好きな曲を3曲語っていきたいと思っております。しかし、これがまた難しい。好きな曲など3億曲はあります、これは一体全体どう絞ったら良いのだろうか、、、、?

そんなこんなで悩んだ挙句、ここは原点に立ち返ろうと。Get Backしようと。私が音楽愛の道を歩んでいくにあたってターニングポイントとなった楽曲をチョイスしていこうと。そう決めました。まあそのため自己紹介要素が多くを占めることとなってしまいましたが、ご了承を。

曲紹介前の自己紹介

私は現在大学3回生、まだ年齢は20ですが、卍21の代卍です。大学では軽音サークルに所属しております。生粋の音楽好き、と自信を持って今は言えます。

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そもそも、私は小さい頃はあまり家でも歌などを歌わなかったそうです。流行りの曲を歌ったりもしない、そもそも音楽に関心があるのか、ないのか。それすら分からなかった子であったと母は述懐しておりました。

しかし、父親は大の映画好きでした。そして最も好きな映画が、、、

そう、それは日本では1981年に公開された、ジョン・ランディス監督の作品である、『ブルース・ブラザーズ』でした。(著作権の関係上、ポスターの写真を勝手に載せるわけにはいかなかった。配慮配慮。)

この作品を観た方はご存知でしょうが、この映画、非常にぶっ飛んでいます。ミュージカルのようでありながら、アクションシーンやカーチェイスのシーン、そしてコメディの要素も強いなど、とにかく、濃い。濃い作品なのです。出演しているアーティストの皆さんも、今振り返ると恐ろしいくらい豪華なんですね。いやほんと。

そういうわけで私は赤ちゃんの頃からこの映画を繰り返し繰り返し観ることとなり、強く、強く、影響を受けることとなりました。私が所謂JPOPのような邦楽よりもR&Bやブルースに影響を受けている海外の音楽を聴くようになったのも、ここが全ての原因です。ブルースの血を、グルーヴの血脈をこの作品によって継承されたのでした。

1曲目『She Caught the Katy』

皆さん、おまたせしました。ついに1曲目の紹介です。原曲はTaj Mahalという方の曲(今調べるまで知らなかった)なのですが、私が思い入れのあるバージョンはやはり、ブルース・ブラザーズのバージョンです。

この曲は主人公の一人である兄のジェイク・ブルースが刑務所から出所する冒頭シーンにおいて流れる、まさにこの映画のオープニングテーマとも言えるものです。歌詞も何もわかりませんでしたが、この曲と共に私の音楽好きの道は始まりました。まさに私自身のオープニングテーマでもあるのです。

今になって歌詞を見てみると、恋人に逃げられた男性の歌であったことがわかり、少し笑ってしまいました。失恋ソングがきっかけで音楽に恋していたわけですから。

『Bohemian Rhapsody』という衝撃

さあさあ、ブルースの血が私の体を流れ出したとはいえ、全く私自身楽器を弾いてみようだとか、バンドで演奏してみたい、などとは考えたことは一切無かったんですね。そもそも、ロックを全く聴いていませんでしたから。この曲に中学2年生の時に出会うまでは。

それこそがQueenの『Bohemian Rhapsody』でした。2018年に公開された映画で全世界で改めて評価された印象もあるこの楽曲ですが、私はその数年前、ひとり衝撃を受けていたのです。

この曲と出会ったきっかけは、学校の音楽の授業でした。先生が自分が影響を受けた曲を紹介する時間があったのですが、そこでPVと共に見せ、聴かせてくれたのですが、その時私は魅せられ、効かされたのです。

自分が今まで考えていた音楽のあり方、あるべき姿が一瞬で破壊された気分でした。アカペラから始まり、心を奪われているのも束の間、バラードに変化し、さらに心を掴まれ、そしてギターソロ。歌詞に登場する主人公の感情、心の叫びを感じます。そして!衝撃のオペラパート!!完全に脳に弾丸を撃ち込まれた気分です。何が起こっているんだ、、、!?理解が出来ないまま曲は進んでゆき、そしてハードロックのパートへ!!もう理解なんてしなくていい!!流れに身を任せて乗ろう!!と思った途端、バラードに堂々の帰還。完璧、最高。いやいや、その時はもうそんな事を考えることも無く、ただ呆然としていました。

ただその時1つ思ったのです。ああ、これは家に帰ってもっと、もっと聴かなければならない。いや聴く運命にある、と。

それ以来Queenは私の音楽の父です。いやQueenなので母でしょうか。私はこのバンドの知識に関しては自信を持っています。写真を見せてもらえば、どの年の写真か当てることが出来るくらいには、詳しいのです。もちろん全曲知っています、歌えます。歌唱力は到底、到底及びませんが。

またQueen特集のような記事をnoteに投稿したいと思います。愛が溢れて仕方ない。音楽の先生には未だに感謝しています。その日から私はバンドに興味を持ち、後に高校に入りギターを手にする事になるのですから。しかもユニオンジャック柄のね。

日本の曲の良さを教えてくれた3曲目『すばらしい日々』

それからというもの、私はもう洋ロック厨と言っても差し支えない感じでした。日本のロックバンドの曲は知ってはいても、あまり聴いていなかったり、演奏することも少なかったのです。

そんな中、この曲に出会い。心境は変化することになります。

日本のロックバンドであるUNICORNが1993年、活動休止前(また再開しましたが)に発表した楽曲である、『すばらしい日々』です。

私がこの曲を初めて聴いた時、まずそのメロディの美しさに感動しました。半音を絶妙に使いこなす奥田民生のセンスが爆発しているな、そう感じました。サビはバロック時代をも彷彿とさせるようなメロディです。奥深さを感じます。もう本当に天才的だと思います。

そしてさらに歌詞です。私は前述した通り、完全なる洋ロック厨。歌詞なんて気にしたこと、ほとんどありませんでした。しかし、この解散前の揺らぎを感じる歌詞に、心が震えたのです。

僕らは離ればなれ たまに会っても話題がない
いっしょにいたいけれど とにかく時間がたりない
人がいないとこに行こう 休みがとれたら

そんな関係性、わかるなあ。そして続きます。

いつの間にか僕らも 若いつもりが年をとった 暗い話にばかり やたらくわしくなったもんだ 
それぞれ二人忙しく 汗かいて

ここの「暗い話にばかり やたらくわしくなったもんだ」、大好きです。当時まだ20代の奥田民生の、成熟したような、達観したような視点。誰もが少しは心の中で感じた事があるような心境をズバリ言い当てています。すばらしいセンスだと思います。

すばらしい日々だ 力あふれ すべてを捨てて僕は生きてる 君は僕を忘れるから その頃にはすぐに君に会いに行ける

ここの歌詞が、難しい。様々な意味で捉えることが出来るんですよね。現状の関係性を諦めているように捉えることも出来ますし、反対に今の冷えた関係を捨て、また新たな関係としてその人と関わっていける、そう捉えることも出来るんじゃないでしょうか。

そうなんです、こうやって歌詞についてあれこれ考える楽しさをこの曲に教えて貰ったのです。曲の少し切ない雰囲気も相まって、この歌詞がより強力に響いてきます。歌詞の重要性を実感しました。

私の第一言語、母語はもちろん日本語です。だからこそすんなり入ってくるんですね。これは洋楽には無い体験です。この体験をさらに味わう必要がある、このような気づきを与えてもらいました。ありがとう、奥田民生。ありがとう、UNICORN。こうして私は真の意味でロックを愛せるようになったのかも知れません。

終わりに

好きな曲を3曲紹介する。軽いノリで始めてみましたが、いざ書いてみると中々熱く語ってしまいました。私にとって音楽というのはアイデンティティの大黒柱です。その大黒柱となる木を山から切り出し、運び、立てたのは、今回紹介した3曲です。

これからも音楽愛の道を進んでいきます。この3曲は私にとってほかのどの曲にも変え難いものであり、太陽のような輝きで私の道を照らしてくれています。ああ、なんてすばらしい日々なんでしょうか。ぜひこの道を共に歩んでいきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。それでは皆さん、さようなら。

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