図書館の仕事っぷり、色々問題アリ。
私の場合、図書館ギョーカイのみならず他業種でも働いたことがあるためその仕事っぷりについては比較できます。その経験からすると残念ながら図書館って
かなりゆるいなー
となります。これは個人的な感想なのと、場所によってはすごく仕事レベルが高いトコもあるでしょうから、あくまで一つの意見としてとらえてください。
とはいえ、他のnoteで書いたような事情もあるので一概にそこに働く人たちのせいとばかりは言えません。気づけないってのはもったいないですけどね。
私個人がすごく困った価値観の中で一番出てきやすかったのは、
頑張ってます
というもの。コレ、全然ダメですね。(苦笑)
これは長時間労働や残業を美化しやすい原因にもなってますが、
頑張ってるが免罪符化してる
事実に気づいてない。だから、残業もなくならない。
効率化というと、これまたありがちな反応ですが
ラクしようとしてる
みたいにとらえる。ホント、コレってバカバカしくなりましたからね。どんなにその先に自分たちにメリットがある、と説明しても聞いてないんですよ。(苦笑)
この原因についても相手の心理の中にうごめいてるのって
慣れてる今のやり方でいいじゃないか
そのやり方が本当にラクになる保証はどこにある?
成就したとしても、功績はオマエのものだろ
なんでそんなことに協力しなきゃならんのだ?
…とまあ、大抵こんな感じでしょうしね。
ちなみにこうした業務改善に関わる経営本とか色々見て勉強していたから、ステークホルダー的な考えは理解していたつもり。だから、利害でやりたがらないのは自分の説得力や力量の問題。よって、そこは批判の対象にならないです。自分の力不足ですからね、単に。
でも一番困るのは
利害すらわかってない
人。だから感情でしか動かず、利害での説得が効かない。説得が有効になるのは
安心感と(盲目的な)信頼・信用
というレベルにまでいかないとダメ。こうなると、もうホントめんどくさくなる。(苦笑)
こうした業務改善の提案といった、実行するかどうか、ならまだいい。一番困ったのは
業務の配分や全体を見る力、見通す力
がほぼ全く働いてない人がリーダーになっちゃってる場合。コレ、すごく困りましたね…。
実際のケースで、今思い返してもこの人たちダメだなーと思ったのが
1 膨大な未処理の業務に人手不足を嘆くばかり
2 私が来て未処理を解消したら、単に喜ぶだけ
3 負担軽減のための業務改善による”貯金”を、とたんに浪費し始める
4 次から次へと使う中で、拡大した業務に全体が巻き込まれ疲弊
というパターンに陥ったこと。いくら説明してもダメでしたね。自分の仕事に対する処理能力というキャパ自体、全く把握できてませんでしたから。
これが、冒頭で言った
頑張ってるが免罪符化
という意味でもあります。彼ら彼女らの場合、とにかく頑張るしか頭にない。客観的に業務量を…という発想がほぼ全くない。拡大していく業務量を、相手が上司であるだけに食いとどめられず、こりゃ無理だと思って離脱。未だに思い出すのはスタッフの
今になって私の言ってることが実感した
という言葉。退職日に言われてもなぁ…とすごく困惑したのを覚えてます。
自慢みたいにとらえられるのを承知で書いてますが、それ位業務の配分や客観的な分析という部分がおざなりになってる。それがこの環境での現状でしょう。あの場はそれ位ひどかったのでさっさと離脱しましたが、他でも程度の差はあるにせよ似たり寄ったり。この点がギョーカイ人として、とても残念だったわけです。
ただし業務量がつかれるほど一杯、というケースは公共ではかなりあるかもしれませんが、大学図書館は比較的ゆるいんじゃないかと。これは利用者というパイが決まっていて、学生というカテゴリが絞られているから。その点、予想がしやすいのでストレスがない。タマにうるさいセンセーとかいますが、それさえスルー出来ればさほど問題ない。
これらは私がいたころと、現在の大学図書館を見ての感想なのでその通りかはハッキリわかりません。でも仕事っぷりという観点から見るとそれぞれに問題があって、先につながらないのは同じ。だからこそ、私は他業種と共通化できる位の環境にぶっこんだ方が良いと思ってる訳です。その方が結果的に彼ら彼女らのためになると信じて…。
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