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詩217 黙って見ていて

何を信じたら善いか分からない。
これから自分がどうなるのか分からない。
みんな私よりも上にいる気がして
私には誇るものが何もない気がして………。
誇るものがないと
それはつまり、自信が持てないということですから
生きる活力を持つことが難しくなる、ということです。
そのことだけは、今の私にも分かります。

今の私は
何かを語ろうとしても
精神が高ぶってどうも上手く話せないし
外国語もいくつか喋れるようでありたいのに
1つもできやしないし
何より日々の不安がまったく減らない。
さらに
目前の課題に私は
全然取り組もうとしないし
社会に生きる上で必要な武器もまったく持っていない。
そういう凹んだ形について、思い巡らしているうちに
1日が過ぎてゆくのです。

課題を終えないまま
明日あしたを迎えるわけにはいかない。
でも眠りたいし………。
きっと私には
こうやって物書きをつづけること
ピアノを心行くまで弾いていること
そして
本を読んだりして勉強をつづけていくことの他に
はっきりいって、取り柄などないのだと思います。

励ましの言葉は要りません。
同情もしなくて結構です。
他人と比較してしまうから
「いいね」も押さなくて良いです。
そんなものは押さないで
黙ってこっちを見ていてください。
黙って私の表現するものを見ていてください!
感じてください!
それだけでいいですから


何のリアクションもせず
第一に、私を見ていてほしい。
それからです、あなたのことばを聞くのは。
だからまずは、黙って見ていてほしい。
黙って見ていて

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