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詩353 短詩輯1

1 - 3 味のない魚、日が暮れて無音

1 - 8 愛がなんだと言えば、遠くで笑う声がする

1 - 9 何もないところに何かを作る → 最上の喜びが瞬間的に生まれる

1 - 10 蛍光灯の燃料のために、自分の愚かさを晒け出し

1 - 11 「できてないことばっかりだ。」親不孝な私の口癖

1 - 12 不安の日々は終わらない、いつまでも、何処どこまでも

1 - 13 溜息なら、売るほどある

1 - 14 月を眺めた一瞬にともる、天使の羽音はねおと

1 - 15 イケナイ!と声がして、今、心は幼気いたいけな夢のなか

1 - 16 座り込んで黙り込む ──── 睡魔が襲う

1 - 17 何が正しいことなのか………何も正しくない、何でも正しい!

1 - 18 悲しさに埋もれて、昨日を忘れた

1 - 19 もう少し、というところで力尽き、靴の裏の泥を舐める

1 - 20 短詩に取り付かれ、言葉に溺れて安堵欠乏

1 - 21 どこにでもあるような、どこにでもないような、言葉の連なり

1 - 22 消えてゆく言葉、すべてを記録しつつ………儚きは極まって

1 - 23 夢中になって離れない、言葉の持つ魔力は天から下りる

1 - 24 どこに行ったって、形のないもの、最強である

1 - 25 「無意味」を生み出しつづけ、やがてこれ、成果となり

1 - 26 愛と苦しみのあいだに、赤ん坊のイメージ

1 - 27 熱帯夜にキュルルルと、木の皮が鳴く

1 - 28 開拓民との談話が、私固有の悲しみを包む

1 - 29 探し求めていたもののために、歩き疲れて………

1 - 30 短詩に懸けても、人生においては、子どものガチャ一個分

1 - 31 ギター、触れぬ時間長くなりき、心腐る

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