Vol.113 祇園祭
今年度は、総合的な学習の時間で「祇園祭」について子どもたちとともに探究しました。これまで、小さい頃から何度も祇園祭には足を運んだことがあり、自分の中でも思い出がたくさん詰まったお祭りです。
毎年、お囃子の音を聴くことで夏を実感します。今年も、教え子や今担任をしている子がお囃子を演奏していたので、何度か見に行きました。
その時に、長刀鉾の中に入らせていただきました。
中に入って「座ってみてください」と言われたので、演奏しているところに座ってみると、思っていたよりも高くて、手すりもないので落ちそうで怖かったです。山鉾巡行では、動いているからたぶんかなり揺れます。そしたら、もっと怖そうです。
今回、祇園祭について知るためにたくさんの方々のお話しを聴くことができました。そこでわかったことは、祇園祭は「それぞれのまちの人たちがつくっているお祭り」だということです。どこか大きな組織やお寺、神社が運営しているわけではなく、もちろん支えやかかわりはあるものの、主体はまちの人たちなんです。
縁があって、祇園祭山鉾連合会理事長の木村幾次郎さんともたくさんお話しすることができました。そのときに何度もお話しされていたのが
「八坂神社のためではない」
「このお祭りは町衆のお祭りなんだ」
「自分たちは疫病退散をやってくれる八坂神社の応援団なんだ」
と聴き、あらためて祇園祭の魅力は、人にあると思いました。
今年、祇園祭へ何度か足を運びましたが、やっぱり惹かれるものがあります。自分自身が新しく知ったことがあるからこそ、みる視点が変わったというのもありますし、感じることや思うことも大きく変化したように思います。
これからもずっと自分にとっても、京都にとっても大切なお祭りです。
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