自分のものさしで見ない 第69回e-cala cafe

education
challenge
active
learn
act
教育について挑戦し、活発に学び、行動する
合体させて…

放課後に職員室で気軽にお茶やおやつを食べながら授業について相談するような雰囲気
学級や子どもたちのことについて語り合って、ほっとしたり、すっきりしたりする感じ
フランクに自由に、あーでもないこーでもないと考えを語り合う
明日からやってみよ!と前向きな気持ちになれる
そんな場にしたい

e-cala cafe
いーから かふぇ

#教育 #授業 #子ども #小学校 #e -cala cafe #学び #授業づくり #子どもの見取り #算数 #社会科

今回は、
①社会科の授業づくり
②小学5年生算数科:奇数と偶数 倍数と約数の授業づくり
③子どもを見る目について
の3つについてあーでもない、こーでもないと語り合いました。

①社会科の授業づくり
・教材研究が難しい
社会科の教材研究は難しいですよね。大学でも、国語や算数については学習活動案を作成したり、模擬授業をしたりしながら、現場に出る前に授業のイメージをある程度もつことができます。しかし、社会科は、多く先生が現場に立ってから学び始めることが多いようです。また、意外と社会科が苦手ですとか、歴史が好きじゃなくて・・・などと、後ろ向きな先生が多いようです。
・単元を貫く問いを創ること
教科通りに進めると、1時間ごと切れてしまうことが多く、子どもたちの学ぶ意欲も高まらないということをよく聞きます。
まず、単元全体を把握して、学ばなければならないことは何なのかを整理して、単元を通しての課題を設定することが大切だと思います。
といっても、子どもたちに提示して、いざ、子どもたちの学びが始まると、想定と異なる状況が生まれてきます。
1,2時間目の様子を見ながら、その後の授業構成を修正していく必要があると思います。
子どもたちの学びを否定せず、阻害することなく、学びの方向を修正していく問いを立てなおしたり、焦点化したり、必要な資料を準備したり・・・
ここが大切だと思います。

②小学5年生算数科:奇数と偶数 倍数と約数の授業づくり
・どうして2なの?
奇数と偶数は、2で割り切れるか、割りれないかということが判断基準になります。が、そもそも、どうして2なの?ということを子どもたちと考えていきたいなと思います。
また、奇数、偶数という言葉は、日々のくらしの中で意外と聞く言葉で、子どもたちにとっても馴染みのある言葉だと思います。
そこで、発展として、「運命のピラミッド」という授業をしたことがあります。詳しくは添付資料を見てください。
・倍数と約数
公倍数、最小公倍数、公約数、最大公約数を探すことがこの単元の大きなポイントだと思います。どうすれば、よりはやく、正確に、簡単に見つけることができるかを子どもたちと考えていきたいものです。
はかせの法則は、あまり好きではありません。それは、子ども一人一人、はかせと思う方法が異なると思うからです。
でも、この単元は、共通したはかせの法則を見つけ出したと思います。それが、分数の計算に大きく影響してくるからです。
以前実践した時の子どものノートが残っていたので添付します。

③子どもを見る目について
・自分のものさしで見ない
「どうしてできないのか?」「〇年生になったのに…」というように子どもを批判することがあります。それは、自分の中に見方のものさしがあり、そのものさしで子どもを見ているからです。
まず、そのものさしを捨てて、子どもを見たいと思います。
・その子になってみる
その子になって、その子を見てみると、どうしてできないのか、どうしてそういう行動をとるのか、何に困っているのかが見えてくると思います。そうすると、その子が悪いのではなく、自分のかかわり方を見つめ直すことができるようになると思います。
自分のものさしで子どもを見るのではなく、その子になってみて、その子が見ている世界を考えて、その子を見ることが大切だと思います。
子どもをリスペクトして、自分のかかわり方を日々、リフレクションしていく
そんな気持ちを大切にしたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?