Kenta Takemori

生物と工学系の大学生

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生物と工学系の大学生

最近の記事

20歳まで1ヶ月を切ったので...

久々noteの投稿をします.というのも来月の24日に20歳という人生の節目を迎えるため,19歳の今の心情を残したいとふと思ったためです. 近頃,「19歳(10代)から〇〇を考えてました!始めました!」というために色々なことを1mmだけ進める「数撃てば当たる戦法」をしようかとセコいことを考えています. また最近,これまでの大学生活をまとめる機会があり,学生コンペや若手の会の夏学,AI系のインターンや早期の研究活動の開始など,案外色々してたことに少し驚いています. 残り2年

    • 生物と非生物の微睡み

      私たちは普段、何かを見る基準の一つに「生物」か「非生物」というものがある。それは無意識のうちに行っていたり、時には意識的に行うと思う。 私たちの目は、3次元空間を2次元として捉え、その情報を神経細胞を通して脳へと伝達する。その後、それに該当するラベル(例えば犬、りんご、コップなどあらゆる概念)と認識される(機械的に見れば、ラベルを出力するとも考えられる)。 その中で、「生物」と「非生物」の微睡み(まどろみ)となる瞬間は存在するだろうか。一見、我々は生物と非生物を完全に二分

      • 認識する生物の再考、デジタルとの結合

        しばらく「認識する生物」を考えていなかったが、ふと最近になって進展があり、ここ数日考えている。 たぶん認識する生物に近い考えを提唱してる人は、人類史の中で100人、いや1000人はいるのではないかと思う。 それでは面白くない。自分だけしか到達できない、誰にも理解されないくらいの領域まで考えたいと思い、最近は掛け算をよくしている。 「認識する生物×言語」、「認識する生物×(縄文)時代」、「認識する生物×ペットボトル」… 少なくとも過去の人々が到達できないかつ私が到達でき

        • ロボットと生き物に話しかけるとき、何が違うのだろう

          どうも、生物とロボットを認識的に錯乱させたい者です。 近頃、音声対話システムについて考えているのですが、これはかなり認識する生物に転換しやすい話だと考えましたので、語っていきたいと思います。 「認識する生物」ってなん?という方はこちらへ ではまず、生物というとパッとしないと思うので、 ①人間 ②身近な動物(人間を除く) ③植物、身近でない動物 に分けて考えていきますが、今回身近な対話を考えるので、①、②を考えていきます。「私は植物とも話します!」という方には申し訳な

        20歳まで1ヶ月を切ったので...

          2021の抱負

          明けましておめでとうございます。2021年をいかがお過ごしでしょうか。 前回の2020年の振り返りに続き、今回は2021年の抱負を述べていきたいと思います。 2021年の抱負は、「芸術と学術」です。抱負を考えると同時に書初めもしました。掠れ具合が絶妙でとても気に入っています。 実はこれiPadで書きました。Zen Brush3 というアプリで、最近ハマってます。たしか600円くらいでした。オススメです。 学術についてさて、抱負についてですが、まずは学術についてです。

          2021の抱負

          2020振り返り・反省会

          皆さん大晦日をいかがお過ごしでしょうか。私は実家でゆったり堪能しています。 今回は大晦日ということで、自分の2020年を振り返りたいと思います。 よろしければ読んでいってください。 私にとって2020年は、とても興味深く、生を実感した年だった。その最大のファクターは言うまでもなくコロナウイルス。1年を通してこのウイルスには影響を与えられた。 2020年の活動は別の記事に記しているが、振り返ってみると我ながら大学1年目にしてはよくやった方ではないかと思う。主にオンライン

          2020振り返り・反省会

          私たちの大学生活はディストピアか

          コロナウイルス。今年の流行語大罪を与えて欲しい単語である。 コロナウイルスは日常生活をニュータイプへと強引に変えていく。 それは新たな生活を始める多くの人にとって、絶望的なものである。 今から話すのは私の大学生活の話。 もしこれを読んで、不快に思った方はごめんなさい。 【3, 4月】 後期試験を終えて、長い長い受験生活を終えた。人生の楽園、大学生活は緊急事態宣言とともに5月へと延期となった。一人暮らしを夢見て受験という逆境を乗り越えたのにも関わらず、実家での自粛という

          私たちの大学生活はディストピアか

          Nature from Us

          「認識する生物」を考え出して、初めてアート作品を作りました。 「認識する生物」についてはこちらをご覧ください。 作品解説苔と石で小さな自然の世界を作りました。 生命あふれるこの中には、一体どのような世界が広がっているのでしょう。 きっと生命あふれる世界に違いないでしょう。 しかし実は、中には冷たく固い針金が広がっています。 私たちの見ていた世界は、表面的なものでした。 うわべだけの魔法でした。 一方で、私たちの世界はどうでしょう。もしかするとこの作品と同じよう

          Nature from Us

          苔に魅せられ苔採集

          認識する生物を考え出して、身の回りの動物、植物を意識し始めるようになりました。 先日、自転車で景色を眺めながら通学していると、水路付近に深い鮮やかな苔を見かけ、「これはずっと眺めていたい…!!」と強く感じ、早速道具を集めました。 苔採集での気付き苔を意識して道を歩いていると、深緑の苔、淡い苔、黄緑の苔など色々なパターンが見られました。 また、苔は木などと違い、表面的に根を張っているので、コテを使うと気持ちいいほど簡単に地面から剥がすことができました。 直感的なアプロー

          苔に魅せられ苔採集

          児童図書から学んだ認識する生物

          先日、市立図書館で児童図書を漁っていました。 というのも、「認識する生物」に関する研究のためです。 「認識する生物」とは?という方はこちらをご覧ください。 認識する生物と教育の関係性私は、人が生物と認識するのは、その人の経験に基づいている可能性が高いと考えています。 私たちは見たことのない生き物を見た時、「猫っぽい」とか「鳥っぽい」など過去の経験をもとに判断していると思います。 それゆえ、「非生物を生物のように認識することは経験に依存しているのではないか」と考え、フ

          児童図書から学んだ認識する生物

          認識する生物

          生物ってなんだろうあなたは生物の定義を答えることができますか? これは昔から考えられており、今も明確な答えは出ていません。 その中でも有力なものに「代謝(化学反応)を絶えず行う」、「自己複製を行う」、「膜を形成している」などがあります。 では、ここでロボットを考えてみましょう。エネルギーを消費し続け、自分のコピーを作り出すロボットは、上の3つの定義の2つも満たしています。 しかし、だからと言って「生物っぽい!!」なんて思いませんよね。 それに、私たちが生物を見るとき

          認識する生物