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ロボットと生き物に話しかけるとき、何が違うのだろう

どうも、生物とロボットを認識的に錯乱させたい者です。

近頃、音声対話システムについて考えているのですが、これはかなり認識する生物に転換しやすい話だと考えましたので、語っていきたいと思います。

「認識する生物」ってなん?という方はこちらへ

ではまず、生物というとパッとしないと思うので、

①人間 ②身近な動物(人間を除く) ③植物、身近でない動物

に分けて考えていきますが、今回身近な対話を考えるので、①、②を考えていきます。「私は植物とも話します!」という方には申し訳ない。

①人間との会話とロボットとの会話

これは明らかにギャップがありますよね。詳しくみてみましょう。

特徴としては、ロボットの会話は基本命令文です。

「エアコンつけて」、「明日の天気教えて」、「30分タイマーかけて」など、

これをされる側としては溜まったもんじゃありません。ここでは「ロボットに人権を!」なんてことを話すつもりはありません。

あくまでロボットとの会話は、「エアコンをボタンを押してつけること」や「『明日の天気』と入力して検索させること」などの延長線上に過ぎないということです。これはコミュニケーションと呼べるのでしょうか。


②身近な動物との会話とロボットとの会話

ペットとロボットとの会話はどうでしょう。こちらは言語での会話というよりは身体的なインタラクションの話になりますが、

餌をあげる際や芸を身に付けさせ、思い通りに動かせるのは共通していると思います。例えば犬にお手をさせるなど、詳しい心理はわかりませんが、「エアコンつけて」と同じく行動を強いています。(動物の場合、思い通りに行動させる身体的インタラクションを通して満足感を得ているなどかも)

ペットは見ているだけで楽しいってのもありますので、そこはロボットと異なる点かもしれないですね。

動物へのインタラクションをロボットへの行動に応用できたら、認識する生物として、面白い世界になると思います。


自動音声対話システムを導入したシステムがすごい

音声対話システムに関してサーベイしていると、予想以上に技術が進んでいることに驚きました。

その例がこちら、NTTドコモとだるまジャパン合同会社による、自動音声対話システムです。(実際会話しているのは31:00当たり~)

若干の不備はあるものの、人間らしさを感じるものですよね。

近年はオンライン化で画面越しで話すことが増えたため、システムと人間どちらと会話しているのかわからなくなる時代が近いのかもしれません。

人間的会話、対動物的インタラクションがシステムによって再現される日を楽しみにしていきたいと思います。

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