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美容師さんが切りたい髪型を考えたことはなかった

ショートカットなので、こまめに切りたくて割安のカット専門店に通っています。

とてもカットにこだわってくれる店でいつも混んでいます。オンライン予約はタイムラグが結構あり当てになりません。なので時間だよメールが来て いそいそ向かっても、待ちます。おそらく店員さんがカットにこだわるあまりオンライン予約のカット推定時間を大幅に上回ってしまうからでしょう。

私はいつもサイドをツーブロックに刈り上げて前髪を流している髪型なのですが、待っている私の前のお客さんも似たような髪型に刈られていて、刈っている美容師さんも同じような髪型(美容師さんらしくアシンメトリーでオサレ)してて、流行ってのかな~と思って眺めていました。

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こんな感じです。

コロナ禍のため間を明けて次は3ヶ月後。

やっぱり混んでいて私の前にも後にも待ち人が。でもカットにこだわる店員さんたちは そんなことは気にしません。カットを追求するのみ。嫌いじゃないよ。そういうとこ。

やっとこ私の番がきまして、カットの記録をプロじゃないと読めぬよう暗号化されたかのように殴り書いてあるカードを渡します。前回と同じで、と言い添えればバリバリ刈ってくれるシステム。

「この、前髪を重めに流してツーブロックにする髪型いいですよね!俺この髪型好きなんです!」

帽子を被った美容師さんが明るく話しかけてきます。

サービストークの一環かな?と思い「いいですよね~私も好きなんです~」と好きじゃなかったら自分からこの髪型にしねえだろ何だそのつまんない返し!と一人心中ツッコミをします。美容師さんとの世間話はランキングぶっちぎり一位の苦手なことです。

「最近この髪型にしてくれる人がいなくて寂しかったんでうれしいです!」

ここまでテンション上げてくれるなら、きっと気合いいれて刈ってくれるだろうと仕上がり期待大。

確かに素晴らしい仕上がり。伸びたあとのことも考えてくれているであろう計算されたプロの技でございました。

しかし待っている方が2、3人いるなかでカットだけで1時間ちょっとだ!他の店員さんも働き方改革で休憩行ったりしてるから結構殺気立ってるぞ!気まずい!

やりきった感の美容師さんが

「あの、個人的にすごく良く切れたんで写真を撮ってもいいですか?」

別にいいけど 待ってるお客さんのオーラが怖い!うれしそうにスマホを取り出し私の後頭部と側頭部を連写する美容師さん。

そんなによく切ってくれたのか~と、嬉しさもありましたが、他の待ち人の圧が気になって仕方なかったです。

そして帽子を被っていたので気付かなかったのですが、この美容師さんは3ヶ月前の前髪流しツーブロック~アシンメトリー~の美容師さんでした。

ショートボブの人に隙あらば前髪流しツーブロックを普及しようと目論んでいるのやもしれません。

今度髪を切りに行ったとき「切りたい髪型は何ですか?」と聞いてみたら美容師さんの新たな一面とともに新たな髪型に出会えるかもしれませんよ。

読んでくれてありがとうございました!

中秋の名月きれいです。火星も瞬いています。






つけヒゲに憧れているのでつけヒゲ資金に充てたいです。購入の暁には最高のつけヒゲ写真を撮る所存です。