風景印さんぽ#11 筥崎八幡宮放生会ちょっと散歩(福岡市東区)
福岡に住む娘の所に、ちょっと飯炊きに(ストレス解消に遊びに)行ってきたのですが、
ちょうど筥崎八幡宮の放生会(ほうじょうや)が開催されているとの事。
5月の「博多どんたく祭り」7月の「博多祇園山笠」と並ぶ博多三大祭りの一つ。
ちょっと覗きに行ってみた。
例年100万人もの参拝客があるという。特に夜の人出は大変なものらしく、コロナもまだまだ心配なので人出の少ない午前中に。
(去年夜間に出向いた娘は、雑踏に酔ってしまったらしい)
筥崎宮へのアクセスは、何と言っても地下鉄箱崎線が便利。境内近くに「箱崎宮前駅」。
お祭りの露店に、「新しょうが」? 箱崎辺りは昔生姜畑が広がっていて、放生会の時に季節モノの
新生姜を買って帰ったから、とか、黒田官兵衛絡みとか、色々な説があるようです。
青々とした葉っぱは、冷蔵庫で消臭剤として使えるとか、お風呂に入れたりとかするんだそう。
御手水でお清めして。
お財布の中の小銭をお清めして使うと、福を授かるそうで。
何倍にもなって戻っておいでー (欲深い
筥崎宮楼門(国指定重要文化財)。文禄3年(1594)筑前領主小早川隆景が建立した、豪壮な建物。
この楼門をくぐって拝殿でお詣りをするのですが、この日は本殿でご祈祷が行われていたので、
写真撮影は遠慮しました。
御祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)勝負事の神
神宮皇后(じんぐうこうごう) 応神天皇の母
玉依姫命(たまよりひめのみこと)神武天皇の母 海の守り神
勝負事の神様なので、福岡ソフトバンクホークスや、アビスパ福岡他、
在福スポーツチームが毎年シーズン前に、優勝祈願に訪れます。
お詣りを済ませて、回廊の一角に放生会の名物の展示を見に行きます。
「博多ちゃんぽん」(ビードロ)と、「放生会おはじき」。
ちゃんぽんは、箱崎郵便局の風景印に描かれていましたね。
以前は職人さんが一つ一つ手作りしたものに、巫女さんが絵付けをして、
放生会で販売していましたが、職人さんが亡くなられた為に販売できなくなってしまいました。
筥崎宮おはじきも縁起物。博多人形の職人さん達の手づくりで、土を素焼きしたものに色付けされています。筥崎宮にちなんだ意匠で「厄をはじく」意味があるんだそう。
この日は売り切れていましたが、授与所で通年買うことができます。これは欲しいかも。
お詣りを済ませて、授与所で御朱印を拝受。
最近は書き置き御朱印が多い中、御朱印帳に直書きいただきました。
(やっぱり直書きは有り難み倍増😊)
正月三日には、もう一つの大祭「玉せせり」が行われます。
福岡筥松郵便局の風景印にも描かれています。
博多祇園山笠といい、玉せせりといい、博多の男は元気よかねえ。
観てみたかった放生会露店名物「お化け屋敷」「見せ物小屋」。
数年前のレポがありました。怪しい雰囲気がたまらん。
筥崎八幡宮には何度かお詣りした事がありましたが、「生姜」「博多ちゃんぽん」「おはじき」のことは知りませんでした。風景印を集める事で、その地域の産物やお祭り、マニアックな名所まで知る事ができるのがとても楽しい。
郵便局職員の皆さま、忙しい中いつも丁寧な対応、ありがとうございます。
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