なんか書いてみました
・ルピエ(仮 跡地廃墟 (夜)
ケン「流されてろだと・・・?何もできないまま・・・?俺はまだ何一つ手にしちゃいないのに・・・?」
ジン「あーそうだよ、人間はそんなに強く出来てない、特にてめーはな。365日24時間張り続けてたら、糸も途切れるだろうよ・・・」
ケン熱くなる
ケン「いやだね!!そんなの!!俺は生きてる証が欲しい!!真っ平ごめんだそんなダサいの!!」
ジン呆れて言う
ジン「しょーがねーだろーによ・・・」
ユーコ「そんな詰まった脳みそや気持ちじゃ何やってもムダよ?「彼」を観てて思わないの?」
ジン「第一てめーは7年半張ってきて病み上がりだろうに・・・」
ケン「あーいいさ!!それなら人間でもなんでも辞めてやるよ!!神もクソもねぇ!!俺は何がなんでも自分の道を切り開いて生きてや」
ユーコのびんたが炸裂
ユーコ「バカっ!!」
ジンがヤケクソ気味に言う
ジン「ほっとけよそんなの・・・頭冷えるまで」
ユーコ半泣きしながら言う
ユーコ「そんな危うい状態でまともに生きられるわけないでしょう? あんたまで「彼」みたいに人間を辞める気?」
マリアが入り込む
マリア「いい?人を辞めるというのは「人でなし」になるということなの・・・」
ケン「・・・・・・」
マリア「彼は人で在ることを忘れたわ、そして覇王の道を選んだ。でもね、覇王の道は友も仲間も恋人も連れては行けない・・・何処までも続く孤独の荒野を、独り歩み続けるのよ・・・そう、死ぬまで・・・」
マリア続ける
マリア「彼は言ったけどね「運命が俺を選んだ」って、もう止めることは出来なかったけど、あなたはまだ引き返せるわ、選ぶのはあなたよ ただね・・・きっと彼の選んだ道には青い小鳥は存在しないわ・・・永遠に」
ケン「・・・俺には・・・分かんねぇ・・・」
月明かりが差し込む 夜は更けていく 答えはまだ出そうもない・・・
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