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自作の怪しい「作品」を並べる、怪しいお店の店主になる〜東浩紀シラスに倣う、僕なりのオルタナティブについて〜

本当に単に思い付きだった。
去る11月26日(木)にFacebookで僕は以下の宣言をした。

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来月あたりから「note」で月額課金型のマガジンを立ちあげる予定です。
定期的に音楽を中心にコンテンツをアップしていきます。
それなりに楽曲や文章などを作ってきたのですが、それらにちゃんと自分で価値(=価格)をつけて売っていく活動を40代(人生後半戦!)はやっていきます。
そしてそれらを媒介にしてコミュニティを作っていくというのを目標に、ちっちゃなお店を運営するみたいにまずはやっていきます。
立ち上げた際には応援頂けたら幸いです。

noteアカウント取得してみてください。

noteは立ち上がった当初から自分の作品に値段をつけてアップロード出来るのが売りだった。僕は気楽に値段をつけることが出来る新しいプラットフォームに期待を寄せた。

しかし実際に音楽や小説などをアップしてきたが余り売れた事がない(そんな中、お買い上げ頂いた方本当にありがとうございます!)。
そこでnoteで注目を受けているものを調べると、ビジネス系の情報商材的なものばかり。

僕はというと、有料にして多くの人に見てもらえないなら無意味だと思って、結局無料にしてしまった。

それで良いと思っていた。

ブログ的に使って考えが伝わればいいやと思っていた。

そんな僕の考えを変えたのが哲学者・東浩紀が立ち上げた動画プラットフォーム「シラス」とその哲学だった。

観光客の哲学の余白に(23) 無料という病、あるいはシラスと柄谷行人について|東浩紀

僕の要約で恐縮だが、この中で東は「我々は無料でコンテンツを提供しているようにみえるが、それはプラットフォーム運営者ならびにスポンサーがネットワークの使用料を肩代わりしていて、それらを埋めているのが過激な言動や行動でPVを獲得している人気YouTuberだ」と説いている。

つまり僕らは過激な配信者のPVによって自由なアップロード環境
を獲得しているのだ。

だから東は自ら開発した「シラス」では無料では配信しない(出来ない)としている。

noteもYouTuberのそれと同じ状況だと想像できる。僕がnote上に音楽や文章を無料で上げていられるのは、先程述べた「ビジネス系情報商材」の売り上げがあるからだろう。

それでは僕の作品たちが可哀想ではないか。
まず僕自身が僕の作品の価値を信じられなくてどうするのか。

僕自身の主軸の活動は惣菜店「やきとりキング」であることは自明なのだが、僕はこの惣菜店仕事を通じてのコミュニティが存在することに最近気づいた。うちのお店は両親だけでやっていた時から、商品と金銭の交換を通じて、コミュニケーションの可能性を提供してきたのだ。

惣菜を買いに来たのに音楽の話で盛り上がったとか、弁当買いに来たら野球で盛り上がってみんなで神宮球場に応援しに行くツアーをやったとか、とても小さなことから大きなイベントに至るまで、店を通じてコミュニティを育ててきていた。

そういう事を四十代になった今、これまでやってきた音楽や文章でやりたいのだ。

本当は賞を獲得するとかプロデューサーや編集者に認められるとか、そういう経過を経て出版していくというのが理想なのは間違いない。

でもネットというのは本来オルタナティブな存在で、主流とは別の価値観を自分から作っていける事が本来の役割だったはずだった。

今や有名人の主戦場に成り下り、当初夢に見た自分たちから始められる「文化の勃興」よりも「ハッシュタグ的な話題の提供」が重要になった現在、もう一度前者を信じたい、先祖返りのような考えで僕はやっていきたいと考えたのだ。

そこでやきとりキングを倣って、note上にお店を持つことにした。noteプレミアムを使えは月額500円でテナントを持てる。サブスクサービスの構築も可能になる。僕は頑張って定期的にコンテンツを作る。それで月に200円〜500円(またはそれ以上!)を僕のために出しても良いというファンコミュニティを構築していきたいと考えている。

僕がお店に並べるのは、これまで創作活動をしてきた音楽や小説、批評や評論など。情報商材のようにいわゆる「役に立つ」ものは一切ない。

それだけど誰かの心に届いて救いになったり、考えるきっかけになったりする、そういったものを作り続けてきたつもりだし、そんな作品をお金を取ってその誰かに届けたい。

そして批判を含む様々な感想こそ僕は欲している。

ぜひ登録して僕が作る様々な表現活動を見て叱咤激励していただけたら嬉しいし、それだけの価値を提供し続けられるように頑張っていきたい。

文章の月額有料マガジン「書いたもの」をまずはスタートさせる。
過去に書いたエッセイや論考、小説などのアーカイブ、そして東長崎の惣菜店で働きながら考えてきた僕なりの哲学やノウハウを書く連載「やきとりキングのこちら側から」をスタートさせている。

価格は月額250円。それに見合うように作品をアップしていきたい。

書いたもの|竹田克也/katsuya Takeda @since1979tkd #note https://note.com/takekatsu/m/m2d8138bfbdd7


また以前小説サークルで書いた作品「ウーマン・スナイパー・ウィズ・カメラ」の続編的な中編作品を執筆している。そちらも単品販売並びに月額有料マガジンで発表していく。月額マガジンの方がお得だと思われるよう良いコンテンツ作りに勤しみたい。

音楽の月額マガジンは早々にオープン予定だったが、コンテンツの選定や企画案など再考したいと思い、来年2021年に現在レコーディングを進めている作品をリリースする予定なのでそれに合わせてオープンさせたいと思っている。

宣言したからには頑張らないと(--;)

みなさん、よろしくお願いします!!!

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月に2回以上、音楽人としてや惣菜店の二代目としてのコラム、地域の話題、そして創作短編小説などを掲載します。 僕の創作、考え、哲学などを語っていきます。

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